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ISOS Reviewの最近のブログ記事

ISO 19011(マネジメントシステム監査のための指針)作成WG日本代表エキスパートの亀山嘉和さんが、11月に発行されたISO 19011改訂版の附属書「B.8.2 適合の記録」をぜひ読んで欲しいと言っておられます。

「適合の記録」。タイトルがすべてを語っていますよね。

「不適合についてはきちんと記録し、証拠も揃えている組織が多いと思いますが、適合について記録し、証拠を揃えている組織は少ないのではないでしょうか。「B.8.2」では、なぜ適合しているのか、その適合の証拠は何か、ということも所見に載せてほしいと述べています。附属書ですので、規格本文よりもメッセージとしては弱いですが、重要な点だと思います」(亀山さん)

アイソス2月号(2012年1月10日発行)に亀山さんへのインタビュー記事として、ISO 19011:2011の解説記事が掲載されます。ぜひお読みください。
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坂田和則さんのアイソス連載記事『改善活動と人を活気づける 改善ファシリテーションの勧め』が2012年新年号(2011年12月10日発行)で最終回を迎えます。寂しい〜っ! 今回のテーマは「改善ファシリテーションの基本は5S」です。文章を読んでいて、いつもながら感心するのは、コトバ使いの巧みさです。

清掃とは、職場の中のにくいを探し出す活動です。清掃をしながら「ここ、掃除しにくいな〜」とか「この棚の中、ものが多くて掃除しにくいな......」など、にくいを感じることにより、ムダへの鋭敏性を高めることが可能です。鋭敏性が高まると、にくい原因さえも発見するスキルが身につきます。(76頁)
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月刊アイソスはこのほど国内認証機関に対してマネジメントシステム認証に関するアンケート調査を行った。67機関に調査票を配布し、47機関から有効回答を得た。詳細はアイソス12月号(11月10日発行)に掲載される。

この中で、注目すべき調査項目として、機関別の審査員の正社員/契約社員の人数(有効回答43機関)がある。回答を得た全認証機関の合計は、社員審査員数が1,256人で、契約審査員数は3,502人。審査員の正社員率は35.9%である。ただこれはあくまで平均なので、機関によっては社員率が0%のところもあれば100%のところもあって、バラツキが大きい。

また、審査員の平均年齢についても調査を行った(有効回答37機関)。これによると、全認証機関の審査員の平均年齢は57.6歳。この回答結果については機関別のバラツキはあまりなく、1機関を除いて、すべてが平均年齢50歳以上だった。平均年齢が60歳以上の機関は18機関あり、全機関のほぼ半数を占めた。
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定期購読している雑誌の中に、「いつもここだけは真っ先に読む」という連載記事があると楽しい。アイソス10月号から新連載が10本始まったが、私の場合は、坂田和則さんの新連載記事『改善活動と人を活気づける改善ファシリテーションの勧めは真っ先に読んで、学んで、元気になりたい。

私は坂田さんのプレゼンテーションを3度ほど受講したことがあるが、まさに、全エネルギーをこの講義に、この演習に、注入シテイルゾーッ!って感じの人である。人を活気づける達人である。

第1回目の原稿内容は、イライラ感を軽減させる改善と、「あいさつ」の意義及び効果について。こう言ってしまうと、ごくありきたりなテーマなのだが、話の進め方が読者の共感を吸い寄せるようなアプローチを取っている。

例えば、掲示物のちょっとした歪みがイライラ感を生むのだそうだ。
「本来『掲示物を見る』という行動を目的にしていたはずなのに、首を傾けるという余計な動作が発生します。これが小さなイライラ感を生んでいます」(64頁)

掲示物が歪んでいるのを自分が気づくとする。自分はその掲示の担当者ではない。しかも、周囲には誰もいないので、その掲示物をきちんと直角平行に張り直したとしても、それを誰も見ていない。でも、張り直したほうがいいことだと思ったので、張り直す。これは「改善」活動か? 坂田さんは、こう言っている。

「改善というより"謙虚さ"を実践するといった感じかもしれません。謙虚さとは『誰も見ていない所でも、実行すること』です」(64頁)
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アイソスで3年以上、CSRに関する連載を続けている今一生(こん・いっしょう)さんが、アイソス10月号に「CSRからソーシャルビジネスへ」というテーマで、今まで書き切れなかったことをまとめている。その中で、本業とCSRとを切り離して取り組んでいると、一時はやった「メセナ」のように、景気が悪くなるとCSRもしぼんでしまう危うさがあり、「本業と社会貢献活動が常にセットであるからこそ儲かり続けることができる」と指摘している。

ISOマネジメントシステムの世界でも「本業とセットに」ということが昔から言われ続けている。同じISOの世界の人から「こんな本業とセットのマネジメントシステム事例があります」と言われると反発する人でも、CSRという少々異なる世界の人から「こんな本業とセットのCSR事例があります」と言われると、「ちょっと耳を傾けてみようかな」と思うのではないか。

記事の中では、貧困層の経済的自立を支援するグラミン銀行(創設者:ムハマド・ユヌス氏)、社会起業家を育成支援するアショカ財団(CEO:ビル・ドレイン氏)の取り組み事例や、書籍として『社会貢献でメシを食う。だから、僕らはプロフェッショナルをめざす』(竹井善昭著、ダイヤモンド社)、『ソーシャル・ビジネス革命ー世界の課題を解決する新たな経済システム』(ムハマド・ユヌス著、早川書房)などが紹介されている。
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アイソス8月号の特集記事で、SDS(化学物質や混合物に関する製品安全データシート)に関する座談会の模様が掲載されている。この中でデータシートにまつわる問題点として、下記の内容が紹介されていた。

例えば、もともと化学物質を扱っている会社ではなく、中小規模の加工業や商社などのように、会社に化学物質の知識を持った担当者がいない場合、会社側が化学物質管理をISO事務局に全部押し付けたりすることがある。

顧客である完成品メーカーが、材料供給メーカーに対して、化学物質に関する情報提供を求めても、秘密成分保持のために情報開示をしない場合がある。

前者は内部コミュニケーション、後者は外部コミュニケーションの問題と言える。座談会の結びの中で、ある方が「EMSでは、化学物質管理は重要な環境管理項目だが、QMSでも、購買先の管理の中で、化学物質への対応が含まれる。その際、顧客側は、情報を全部開示しなくても、きちんとコミュニケーションをとってくれる会社を購買先に選ぶようになるだろう」と述べていたことが印象的だった。
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アイソス8月号に掲載される「フードセーフティとサプライチェーン マクドナルド基準とサプライチェーンの品質・安全管理」は、おすすめの一稿だ。特にグローバルとローカルで展開される7種類の外部監査プログラムの紹介は必読。この中で日本マクドナルドの品質管理担当者は次のように述べている。

「重要なのは、現場の状態そのもの監査することではなくて、そこでPDCAがきちんと機能しているかどうかを監査することである。でなければ、1年に1回の監査なので、365分の1をみているわけで、その日みたことがたまたま良ければOKになってしまう。そういうことにならないためにも、監査員にはコミュニケーション力と洞察力が必要な資格要件である」

では、PDCAがきちんと機能しているかどうかをどのように監査するのか? というのがポイントになるわけだが、あなたならどう答える?
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審査部門トップの発言の記事の比較です。お二人は別機関の別人物です。

2011年の春のアイソス記事から抜粋
要求事項の順番で仕事が流れているわけではありませんから、仕事の流れに沿ったマニュアルを作成していただければ結構です。「規格の順番でマニュアルを書いてください」とか言う審査員がいるとしたら、それはもともと審査員としての力量を持っていない人です。

1997年の春のアイソス記事から抜粋(当時は季刊「システム規格」という名称でした)
我々は、品質マニュアルにはできるだけ企業の固有な条件を含めてくださいと言っています。普段着の最も使い慣れた言葉で、実態をそのまま整理すればいい。それをやると、審査員に理解されないのではないかと心配されますが、理解しない審査員の方がおかしいのです。
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不適合は仕事のやり方を改善する絶好の機会です。折れそうになる心を支えるためにそう思うことにしましょう。

アイソス4月号から始まる連載記事『門岡 淳の「不適合を生かす!」 なぜなぜ分析を一緒にやってみよう』の冒頭文です。なぜなぜで苦労されてきた方は、ここで著者に強烈な親近性を感じることでしょう。

記事半ばで、著者がいつも使っている「なぜなぜ分析表」が公開され、次のような解説が述べられます。

この表には是正処置欄もあります。本連載のなぜなぜ分析では、是正処置をどうしたらいいか?と考える必要はありません。是正処置は原因を取り除く処置なのですから、特定された原因を否定すれば、それが是正処置そのものです。


事実関係を特定し、その結果の原因は何かを繰り返しながら本当の原因に至り、それを否定して、是正処置とする。このような概念的ストーリーが提示されたあと、今度は具体的な事例の中で、なぜなぜ分析の作業が展開されます。

毎月、読者に問題が出ます。自分が考えた回答を著者のサイト「マネジメント道場」の掲示板に投稿すれば、それに対して著者から必ずコメントが返ってくるはずです。
連載は半年間です。6回読めば、あなたも私も、不適合を絶好の機会にすることができる! そう思うことにしましょう。
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EMS低炭素社会実現フォーラム/カーボンマネジメントシステム研究会が作成作業を進めているカーボンマネジメントシステム(CMS)基準の要求事項案全文が、アイソス3月号(2月10日発行)に掲載されています。

正式には4月に第一版が公表される予定ですが、ドラフトの段階の要求事項全文が載っています。主たる要求事項である「共通要求事項」のほか、「エネルギーに関する要求事項」「GHGに関する要求事項」も含まれています。CMSに関心のある方は一度ぜひ読んでみてください。

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最近、アイソス連載中の「サロンで議論」が冴えてる。

3月号(2月10日発売)のタイトルは「イチローはかく語りき」。ISO 9001規格とイチロー語録とを照らし合わせて成功の秘訣をレビューしようというもの。やってみると7章(製品実現)に該当する語録がなかったそうである。

この理由について筆者の辻井浩一さんは次のように述べている。
「プロは製品提供の舞台裏は見せるものではない、と考えているようなのだ」
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【ISOS Review】 ISO 31000解説特集

12月10日発売のアイソス1月号の特集で、三菱総研の野口和彦氏執筆による、13ページにわたるISO 31000(リスクマネジメント規格)の解説記事が掲載される。同規格自体は2009年11月に発行されているが、JISにならないとなかなか日本国民は感心を示してくれない。そのJISが今年9月に発行されたのを機に組んだ特集企画である。記事の内容は、規格解説(JISの要点も含む)と規格活用方法。

個人的にはリスクの定義に関心を持っている。ISO 31000ではリスクは「目的に対する不確かさの影響」と定義され、「影響」については注記があって、「影響とは、期待されていることから、よい方向及び/又は悪い方向に逸脱すること」と書いてある。一般常識では、「悪い方向」に逸脱することがリスクであることは納得できるが、「よい方向」への逸脱もリスクであることは、なかなか理解しづらい。ただ、これは2002年に発行されたISO/IEC Guide73で、すでに示されている概念だそうだ。

野口さんは記事の中で、この概念の注意すべき点を挙げている。これは、好ましいリスク(positive risk)/好ましくないリスク(negative risk)の意味ではない。好ましい結果(positive consequence)/好ましくない結果(negative consequence)というリスクの持つ可能性としての結果の概念だそうである。

恥ずかしながら2002年に示された概念を2010年の終わり頃になって、「確かに、好ましい結果をもたらしているもののリスクって盲点だなあ」と感心している私は、かなりアンポンタンである。
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月刊誌「アイソス」の編集をやって12年になりますが、このような記事は見たことがありません。

ふつう、企業不祥事の暴露ものを書く人は、その不祥事の責任を問われない立場にいるものです。あるいは「匿名」という安全圏に身をおいたうえでモノ申すものです。

ですがヒロさんは違いました。定期審査中に生産部長から、やってもいない内部監査の記録を作ってくれと頼まれ、内部監査記録を創作し、それで無事審査が通ったこと、審査員と生産部長とは前日の酒の席でシナリオを作っており、審査員は創作というのを知っていてそこには踏み込まなかったことなどを、「山口博」という実名でアイソスに書いています。

「内部監査の記録を創作して書き終え、メール送信したとき、今まで必死になって社内の皆と格闘し、審査員とも何度も議論しながら築いてきたQMSを自分で畳み込んでしまったような気がしました。僕の役目は終わったと感じたのもこのときでした」(アイソス2010年4月号78-79p)

「なにもここまで書かずとも」と思いましたが、これがヒロさんの生き方なんでしょう。黙ったままでは、いられなかったのでしょう。

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アイソス12月号の特集は、米戸靖彦さん執筆によるISO 9004:2009の解説記事である。記事の中で、本論に入る前に米戸さんはこう述べている。

「本特集を始める前に一言。誰もだとは言わないが、一部の企業はISO 9001の認証の維持に終始するか、あるいは認証の返上も始まっている。ISO 9004を活用する機運が高まっているとはいえない。ISO 9001に基づく品質マネジメントシステムは顧客を満足させることで企業の価値を高めることができる潜在的な力を持っている。とはいえ、ISO 9001の認証の価値は最低限の要求内容を満たしているだけであり、その潜在的な価値を引き出すにはさらに何らかの経営努力が求められる。ISO 9001を超えるための行動には当然ながらやや複雑であり高度なマネジメントが伴う。ISO 9004はそれらのエッセンスをコンパクトにまとめている。さらに、ISO 9001品質マネジメントシステムを実施しているときに、時として生じる疑問に対してもISO 9004は答えを出している」

何らかの問題意識を持ってISOに取り組んでおられる読者諸兄にとって、米戸さんの記事は数多くの示唆を与えてくれるのではないか。

文体は作者自身の一部を表していると思う。米戸さんの文章の歯切れの良さと結論に至るまでのスピードの速さには、この人の「確信」が感じられる。米国やシンガポールにおけるエクソン化学での品質管理・TQM・MB賞などの指導で長年培った経験・知識が、今回の特集記事のバックボーンになっているのだろう。
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月刊アイソス11月号を全部読んだ上で、印象に残った3本を紹介したい。

まず、連載「ISO-MS認定・認証を"抉る!"」(63-69p)。今回は審査員評価登録機関(日本ではJRCACEARのこと)に関する制度を徹底的に叩いている。筆者は「ISO解体屋」。実にいかがわしいネーミングだけど、JABの評議員を務めたこともあるISO分野の重鎮。実名にして欲しかったなあ。審査員を評価する仕組みが日本に発足してから現在に至るまでの歴史を精緻にトレースしながら、「ISO 19011を根拠とする審査員の評価登録制度は全く説明責任を欠いており、もし、それでも評価登録活動をするというのであれば、全く私的な制度ということになる」と斬り、「それにもかかわらず、日本でISO/IEC 17024を根拠として評価登録制度を行い、認定機関がこれを認定するというのは理解に苦しむ」と矛先は評価登録機関だけでなく、それを認定している認定機関まで及ぶ。実に正論だと思う。受審組織にとってはあまり関心がない分野かもしれないが、審査員であるなら一応押さえておくべき「審査員制度史」である。脚注がやたら出てくる「紀要」的文章だが、丁寧に読んでいけば、最後は「オオッ!」となる。
*ISO 19011=品質及び/又は環境マネジメントシステム監査のための指針
*ISO/IEC 17024=要員認証機関の認定に関する要求事項

続いて、連載「ISOマネジメントシステムとサイバネティックス -システムの科学的原理-」(70-71p)。筆者は楢崎建志さん。日本におけるEMS審査のパイオニアである。ISOマネジメントシステムで言うところの方針・目的・目標とサイバネティックスとの共通性が述べられているが、なんといっても目的と目標の関係性を、渡り鳥の生体システムから説明している文章が秀逸。引用すると「生物に備わったシステムでは、目的も目標もあらかじめ決められている。シベリアを飛び立った渡り鳥は、どこに行こうかと決めて出発するわけではなく生体システムにあらかじめ組み込まれ、目的は『シベリアより暖かい場所で冬を過ごし、生命維持を図ること』であり目標は『決まった越冬地(新潟)に行くこと
であって鳥の種類などによってあらかじめ決められているが、人間が作る機械やシステムは目的に応じて目標を決めなければならない」。

最後は、連載「帰ってきた 審査最前線からの泥臭いレポート 姉妹編 監査のヒント」(86-87p)。筆者は伊藤裕介さん。昨年、70歳をもって審査員から勇退された、古き良きロイドのQMS審査員である。このベテランが、審査中にパニックにならない方法を説く。その方法は、「自分は今、漂う落下傘兵なのだ」という呪文を唱えることだそうだ。「空中を漂っている落下傘兵は、地上からの攻撃に対しては無力であり、着地してこそ力を発揮するもの・・・(中略)・・・さて、自分が『漂う落下傘兵』の状態にあることを認識しますと、次に着地することが必要となり、どこに着地するのかを考えざるを得ません。監査のアプローチが見えてきます。・・・(中略)・・・ですから、先ず、品質目標に着地しましょう」と解説は続く。
私は、スティーヴン・スピルバーグとトム・ハンクス共同製作のテレビドラマ「バンド・オブ・ブラザース」に出てくる落下傘部隊の降下シーンを思い浮かべながら、この文章を読んだ。
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ある日本人が、マネジメントシステム規格の基本モデルをISOに提案しています。先頃、ISOの会議で却下されましたが、機会があれば再度提案していくそうです。

これまで、さまざまなISOマネジメントシステム規格が世に送り出されてきましたが、モデルのベースになっていたのはISO 9001とISO 14001でした。
これらのモデルに描かれた矢印は、最後には永遠の前進を暗示する「継続的改善」へ飛んでいくのですが、この日本人の描いたモデルは矢印が循環してきちんと戻ってきます。

マネジメントシステムに対する思いの軽重は、人それぞれでしょうが、思いが重い人にとっては、臍下丹田に力が入るモデルだと思います。

(このモデルの開発意図と解説はアイソス11月号〈10月10日発行〉に掲載されます)
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月刊誌「アイソス」は10月号から10本の新連載がスタートしています。この中で私のお気に入りは2本。選定基準は「読んでおもしろいもの」。私が一般読者なら、アイソスが送られてくると、真っ先に目を通したい原稿です。その2本とは・・・。

【終焉のマネジメントシステム】
著者は某登録組織「半人」事務局さん。昨年度(2008年4月号〜2009年3月号)、アイソスで「登録組織の本音」というタイトルのコラムを書いておられた方です。今回の連載は、この大不況で閉鎖を迎えることになる、ある工場の終焉のマネジメントシステムを、イキイキと描いたルポです。主張を抑え、事実を忠実にトレースしているところに説得力があります。このような事例をきちんと書いて残すこと自体、大変意義のあることですが、読む側にとっても、こんな場面、めったにお目にかかれません。

【ISOファシリテーション】
アイソス7月号のインタビュー記事で紹介したことがある山上裕司さんの連載です。ISOを導入して、うまくいっている会社とそうでない会社との違いはどこにあるのかを山上さんが調べてみた結果、うまくいっていない会社には「話し合い力」が不足していることがわかりました。では、その話し合い力をつけるにはどうすればいいのか? それを身につけるための技術として、山上さんは「ファシリテーション」を紹介しています。ISOは、マニュアルをはじめ、規定や手順など、さまざまなルールを決め、それに則って運用しますが、そもそもそのルールは社員の合意を得て作られたものなのか、経営者のやりたい方向、社員が活力をもって仕事に臨めるような方向を目指した結果生まれたルールなのか。ルールづくりの前提としての「話し合い力」が問われています。これまでのISO活用論で、ぽっかりと抜け落ちていた基本的部分を、山上さんが埋めているところです。
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本日は月刊アイソス10月号発売日です。

最新号の特集記事を一人で執筆した古江一樹さんが「第三ステージのISOが出てきた」と述べています。この論点が展開されている最初の6ページほどを要約すると次のようになります。

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認証取得のみを目的化した「第一ステージ」はすでに終焉し、ISO 9001の2000年版の発行前後から始まった「せっかく認証したのだから、経営に役立てよう」という積極改善型の「第二ステージ」も、実際はうまくいっている企業はほとんどない。なぜ、うまくいかないかというと、認証で作り上げたルールをそのまま使ってパフォーマンスを上げようとしているからだ。ここ数カ月、「第三ステージ」の大きな波が出てきている(この「ここ数カ月」というところがポイント。つまり古江さんたちが主催する「元気ISO実践会」の成果が出始めたころから、という意味だと思います。モウ、自信の固まりみたいな人です、まだ会っていませんが)。

では「第三ステージ」とは何か。ISOはそもそも組織のルールを作る活動だ。しかし、「ルールはありさえすればそれでよい、作っていればそれでよい」と考えている組織が多い。組織や人を元気にさせるルール作りをしなければ組織は活性化しない。認証のためのISOではなく(第一ステージ)、成果を生み出すためのISOでもなく(第二ステージ)、ルールに触れる人が元気になるISO(第三ステージ)を作るべきである。
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という内容です。続いて、実際に「第三ステージ」に突入している企業の事例と、そこで導入されている「ファシリテーション」の手法が紹介されています。最後に、ルール作りのエッセンスと「元気ISO実践会」の活動内容が記載されているのですが、どうも筆者は「ファシリテーション」を「第三ステージ」実践のための基本手法に位置づけているのではないか、と私は思っています。

本稿は大作ですが、こっちが知りたいことをわざと先送りするようなジラシ手法で書かれているので、ついつい最後まで一気に読んでしまいます。また、筆者は若い方なので、しがらみもなく、言葉の歯切れもいいですね。今の主流ISO世代をバッサリ切っています。ともかく、新しいISO世代を感じる文章でした。
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月刊アイソスに連載中のコラム「日常語:ISO 27001 スピンオフ」(執筆:切石庄之介)には、一貫したテーマがあります。それは、世間一般で安全だと思い込まれていること、つまり安全常識を、毎回ひっくり返し、「いや、それは全然安全じゃないんだよ」と警告することです。ちょっと4月号からの連載タイトルを紹介しておきますね。これらのタイトルは切石さんがご自分で書いてこられたものですが(タイトルは編集者に一任する執筆者もおられます)、たった一行で切石さんが何をひっくり返したいのかがわかります。

「事件は会社で起こっているんじゃない!」
「Winnyを禁止してもダメ!」
「ウィルス感染経路は移り変わる」
「ノートPCを買うと損をします」
「無線LANは家庭専用で」
「"社外秘"は法律上"秘密"ではない」
「情報処理のプロは情報セキュリティのプロではない」

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