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2011年12月アーカイブ

アイソス日記読者の皆様。
本年もお世話になりました。

プライベートでは、今年は4つのことをやりました。
1.「英単語ターゲット 1900」(大学受験用の英単語帳です)の単語を今年前半ですべて暗記したこと。(三男の受験勉強のお付き合いです。年末現在、ほとんど忘れてました)
2.夏に「1週間のヨーガ断食合宿」に参加。(糖尿病治療の一環でした)
3.夏の間に、新潮文庫で発行されている夏目漱石作品すべて(17冊)を読破。(学生時代に読んだものも、あらためて再読)
4.年末弾丸スキーバス旅行に参加。(私・妻・三男の3人で参加。格安スキーバス旅行なるものを体験。缶詰状態の夜行バス、最悪待遇のホテルサービス、不味いバイキング、やたら高いリフト券等ではありましたが、スキーだけは楽しかったです)

みなさんは、いかがでしたか?
最後に今年コメントをいただいた方々にお礼を述べて終わりたいと思います。
来年もどうぞよろしくお願いします!


門岡淳さん
私にとって、門岡さんがiPhoneで撮影された「女川復興の狼煙」(3月31日掲載)が、「アイソス日記」誕生以来、最高の掲載写真です。
来年もよろしくお願いします。

イソハドーグさん
私にとって、目から鱗のコメントはこれでした。
「グランドの片隅で、グローブつけて、ウチのチームの試合や練習を見ている小学生がいます。こういう子が大好きな野球をできるようにするために、ウチのチームでは、親御さんには、極力なにもしなくていいようにしています」
8月6日掲載「野球少年の逆境」へのコメント)
来年もよろしくお願いします。

仔豚さん
いつも愉快なコメントをありがとうございます。
「んもぉ〜〜。
ぴあを学生時代に読んだなんて見栄張っちゃダメですよ(^0_0^)
お互いそこまで若くないですから」
9月29日掲載「月刊誌休刊を悼む」へのコメント)
竹刀で「め〜ん!」をやられたって感じでした。(笑)
来年もよろしくお願いします。


GAIさん
正直申しまして、TSネタの記事を書いた時は、GAIさんのコメントを待っているようなところがありますね。特に、疑問を投げかけるような内容を書いた時なんかは、「GAIさんは、おそらく何か言ってくれるだろう」と。
「あの... 中尾さん (^_^;) あのですねぇ... (^。^メ) あり得ないってばっ! (^。^;) アセアセ!」(7月17日掲載「新小岩駅の思い当たる男女」へのコメント)
TSには関係ないけど、このレスは嬉しかった! わかってくれて。(笑)
来年もよろしくお願いします。

炉村@ROMLERさん
ISO 50001は当サイトで一番ヒット数の多いタグなのですが、コメントは少ないですねえ。その中でROMLERさんは、よくコメントをくださって感謝しています。
「という私は・・・・・・・五分」(1月22日掲載「ハゲに現行の散髪代は高すぎる」へのコメント)
50001には全然関係ないけど、このレスでROMLERさんが同志であることが分かりました。お正月にハゲに関する記事を載せますので、よろしく!
そして、来年もよろしく!

ナミさん
「ファシリテーション」「なぜなぜ分析」の2つは、今年の私の主要テーマであり、イベントでした。ナミさんもこの2つに大きな関心を示していただいて、コメントもいろんな場面でいただき大変感謝しています。
「不具合事例→構造解析→再発防止に持って行くプロセスの話を聞たいです。私だけかも知れませんがアイソスでの特集を希望します」(10月23日掲載「ISO推進者会議 濱口哲也氏特別講演」へのコメント)
このテーマ、来年は取り組みたいなあ!
来年もよろしく!

ファイヤードマンさん
アイソス主催のセミナーでお会いしたきりですが、お元気でしょうか?
「これ、子供が3人以上で発生します。2人だとすぐにバレちゃうからね」(10月25日掲載「食べたのか、食べられたのか?」へのコメント)
いやー、このコメントは体験談ですなあ。
来年もよろしくお願いします。

ピータンさん
アイソス主催の「なぜなぜ分析セミナー」に参加していただいたのですが、声をかけれなくてスミマセン。すばらしいブログを作っておられるので、一度お会いしたかったです。
来年もよろしくお願いします。
ちなみにピータンさんのブログは下記です。
ピータン日記「夜の峠」

立花祐一(偽名)さん
今年から始めた、写真と文字を組み合わせたポスター風の記事「紙芝居」を最初に評価してくれたのが立花さんでした。
「以前から気になっていたンですが、この「茜色に輝く人」の写真と詩(?)は中尾さんのお作ですか? 心の琴線がポロロンと鳴りました」(4月9日掲載「茜色に輝く人」へのコメント)
私は、このコメントで自信がついて、「じゃあ、続けてみよう」と思ったのです。
来年もよろしくお願いします。

しょうさん
「乗り越えられればもっと苦しくなるかもね(^^;)  実績で判断されますから......」(8月10日掲載「『ISO認証のための・・・』がなくなってしまう不安」へのコメント)
しょうさんのコメントって、どういうのかな、反語法のような表現の仕方ですね。相手にぐっと考えさせる力があると思います。以前、どこかの会合で言われた「私はISO事務局をなくすために、ISO事務局をやっています」という表現もそうですね。
来年もよろしくお願いします。

TOMOさん
今年は一挙に何年分も前進された年だったのではないでしょうか。その分苦労も多かったと思いますが・・・たとえば、
「体調不調、ネット環境不調な環境に居ます・・・」(8月23日掲載「仙台合宿の収穫」へのコメント)
ですが、今年得た種が来年は芽が出てきますぞ(ちょっと月並みな表現で失礼)!
来年は躍進の年ですね!

道友さん
今年一番のフレーズをゲットできました。
「生物多様性だけでなく、規格適用の多様性が尊重されることを切に願う次第です」(6月11日掲載「ISOにとって『学生』とは?」へのコメント)
「生物多様性」の概念を背景に据えているだけに、「規格適用の多様性」という表現に説得力がありますねぇ。
しばらくお会いしていませんが、お元気でしょうか。
来年もよろしくお願いします。

エビデンスさん
今年はエビデンスさんには多大な元気をいただきました。ありがとうございます! 来年2月のイベントが楽しみだなあ。
来年もよろしくデス!

ISOのハジっこにいる人さん
FSMSへの取り組みのほうは順調でしょうか? 
頑張ってください。
来年もよろしくお願いします。

え゛...iso?? さん
内部監査に「観察事項」は必要かどうかの議論では、ご提案ありがとうございました。また、関心のあるテーマが出てきた折は、ぜひご参加をお願いします。
来年もよろしくお願いします。

俊ちゃん
内部監査の「観察事項」論争では、ご参戦ありがとうございました。しばらくお会いしていませんね。某メーリングリストの
西日本方面の合宿に行けば会えるのかな?
来年もよろしくお願いします。

shikaさん
「アイソス」「アイソス日記」共々、震災記事の寄稿では大変お世話になりました。アイソス3月号ではBCMSの特集をやりますが、読後にぜひご感想ご意見をお聞きしたいと思います。
来年もよろしくお願いします。

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20111206unemoto.jpg埼玉県の産業廃棄物中間処理業者・石坂産業写真:畝本典子社長)のISO 50001の取り組みを取材しました(2011年10月同規格による認証取得)。同社はすでにISO 9001、14001、27001、OHSAS 18001の認証を取得しており、そこにさらにISO 50001を加えた統合マネジメントシステムを構築・運用しています。

20111206ishizaka.jpg同社のマネジメントの大きな特徴はデータマイニングの積極活用です。例えば、エネルギーについては、工場内の32の要所に配置された「エコウォッチャーⅢ」と呼ばれる電力監視装置。このシステムにより、どの工場のどの設備が稼働中で、どれくらいの電力が使用されているかを、パソコンのモニターを通じてリアルタイムに把握することができます。また、稼働状況や電力消費量などがデータとして蓄積されていきますので、前年同月比や電力の使用量と生産量との比較等の分析ができますから、エネルギー効率がどれくらいで、どの部署にどのような改善が必要かも見えてくるとのことです。(写真左から石坂知子・専務取締役、畝本典子・取締役社長、熊谷豊・経営企画室室長、横田紀夫・管理部ISO事務局長

一方、基幹システムを年度内に完成させる予定で進行中です。搬入から出荷までのデータをすべてコンピューターに入力し、それらを集計する際に経理システムと連動させます。例えば、PDAに入力した給油データをデータ転送しシステムに取り込むことで、一方でエネルギー使用量としてデータ化されるとともに、一方では経費として会計処理されるという具合です。前述した
「エコウォッチャーⅢ」という入力装置を使ってデータをきちんと回収する仕組みを作って、リアルタイムにエネルギーやコストの数値の動きを見える化するのがねらいです。

このような取り組みによって、エネルギーマネジメントとしてどのような最終形態を目指しておられるのでしょうか。この点について畝本典子社長は次のように述べています。
「具体的にどの工程でどれくらいCO2が排出されているのか、そのデータを見える化することで、社員の1人ひとりの活動が、どれくらいCO2を排出しているのか、あるいは削減しているのか、それを社員に教えてあげることは非常に重要なことだと思います。社員がやってくれている活動が、どのようにCO2を削減し、経費を削減し、品質を向上していることに結びついているかを捉える、そういう方向に行かないと、経営の全体的な向上は難しいでしょう」

(詳細はアイソス2月号〈2012年1月10日発行〉をご覧ください)
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20111222hirabayashi.jpgISO研修機関・テクノファ(平林良人社長、本社・川崎市)主催による「第18回年次フォーラム」が12月22日、東京都品川区の「きゅりあん」で開催された。今回は飯塚悦功氏、今野能志氏、藻谷浩介氏の3名を講師に招き、400名近い来場者を迎え盛況を博した。冒頭、主催者を代表して平林社長(写真左)があいさつ、「マネジメントシステムというのは人が最も大事。人がつながって強くなるという日本の本来の特徴を生かさないと、日本は強くならない」と述べた。以下、講演3題の骨子を報告する。


講演1:「ISO 9001認証の社会的価値と有効活用」
飯塚悦功(いいづか・よしのり)氏〈東京大学大学院教授〉


20111222iizuka.jpgISO 9000には、「基準・指針としてのQMSモデル」プラス「QMS認証制度」という2つの側面がある。ISO 9000に期待されているところは、製品を通して顧客に提供される「価値」にある。その目的達成のためのアプローチとしてPDCAがあるが、PDCAにはそれぞれ2つの要素がある。Plan(計画)には「目的・目標の明確化」と「目的達成のための手段・方法の決定」、Do(実施)には「実施準備」と「実施」、Check(確認)には「目的達成に関わる進捗確認と処置」と「副作用の確認と対応」、Act(処置)には「応急処置と影響拡大防止」と「再発防止・未然防止」。PDCAを賢く回すための多くのパターンが「再発防止・未然防止」から「目的達成のための手段・方法の決定」へのフィードバックである。
一方、QMS認証制度には、「能力証明(QMS構築・運用・改善能力の証明)」と「能力向上(認証プロセスを通じた能力向上)」の2つが期待されている。この認証が価値を生み出すためには、認証基準が妥当であり、基準適合行動・認証プロセス・認証結果の活用が適切でなければならない。
ISO 9000を有効活用するためには、基本動作を徹底し、 内部監査や認証機関によるサーベイランスという継続的な見直しを活用すること、また第三者認証という「外圧」をうまく利用することである。また、ISO 9000を超える仕組みとしては、TQMへのステップアップや、JIS Q 9005による競争優位のためのQMS、ISO 9004:2009による組織の持続的成功のための運営管理などが提供されているので、活用いただきたい。


講演2:「組織マネジメントにおける人間関係  一人ひとりがモチベーション高く、活き活きと活躍するために」
今野能志(こんの・ともゆき)氏〈行動科学研究所代表取締役〉


20111222konno.jpgモチベーションとは「自らやる気になること」である。では、どういうときにやる気が起きるかというと、やりたいことをやりたいときにやれるときであり、それはすなわち組織においては「目的を持って働くこと」である。私がモービルに入社した時、上司から「会社なんか、いつ潰れるか分かりません」と言われた。それは「だから、あなた自身が目的を持ってしっかりと働かないとダメなのです」という意味。働く目的を持っている人は、仕事を楽しむことができ、実際にいい仕事をするものである。
人の全人生の中で、仕事人生(Working Life)の占める割合は人によって異なる。人生のほとんどを仕事に費やす人もいれば、趣味や遊びを重視する人もいる。さらに仕事(Work)も、報酬を伴うものと、伴わないものとがある。例えば、報酬を伴わないボランティア活動に熱心な人は、報酬の重要性がよく分かっているので、報酬が伴う仕事にも一生懸命取り組むことが多い。
キャリア(仕事を中心とした人生展開)には、内的キャリア(仕事の価値・意義)と外的キャリア(仕事の種類・分野)があるが、ボランティア活動に熱心な人は、内的キャリアが充実している、つまり働きがい・生きがいを感じているのである。
我々が提供する「キャリア開発(Career Development)」というのは、内的キャリアと外的キャリアの統合である。これは組織にとっては、適材適所ということだ。キャリア開発のキーワードは自己決定・自己責任である。自分の物差しをもって、自分のキャリア目標を決めることが重要だ。そのためには組織は、組織のために人を大切にするのではなくて、その人のためにその人を大切にし、その人のキャリア開発を支援しなければならない。また、日本の組織はこれまで同質・均等を大事にしてきたが、これからは異質・異能を大事にしなければならない。それが多様性(Diversity)ということだ。
キャリア開発を成功させるためには、コミュニケーション・スキルが必要だ。コミュニケーション・スキルとは、アサーション・スキル(自分が伝えたいことをきちんと伝えられること)と、リスニング・スキル(一人ひとりの違いを尊重しながら、きちんと相手の話を聴けること)の両方でパッケージになっている。コミュニケーション・スキルを身につけ、お互い仕事が楽しめる環境を作ることが大切だ。


講演3:「デフレの正体と震災後日本の針路」
藻谷浩介(もたに・こうすけ)氏〈日本政策投資銀行参事役〉

20111222motani.jpg私のこれからの話は政府機関などがウェブで公表している統計であり、話すのは事実だけで、私の意見などはほとんど入っていない。マスコミや経済学者が言う「日本経済は凋落している」とか「日本の貿易黒字は減少基調」とかいった発言に振り回されてはいけない。日本の輸出額は、プラザ合意以降、途中でバブル崩壊などで沈んだこともあったが、増加基調を続け、特に今世紀頭の7年間で5割増となり、2008~9年はさすがに世界同時不況で下降したものの、それでも貿易収支は黒字のままだった。さらに、外国から稼いだ金利配当が、外国に支払う金利配当よりも多い分を所得黒字というが、それが今やバブルの頃の5倍以上に増えている。国際収支においても、対欧米だけでなく、対中国、韓国、台湾、シンガポールに対しても、日本は大幅な黒字である。
このように国際経済競争では日本は勝っているのだが、日本経済は停滞している。それはなぜかとうと、国際競争とは無関係に進む内需縮小にある。海外から集めた膨大なお金(貿易収支と金利配当)の多くは輸出企業と、その企業株主になっている高齢富裕層に集中し、日本の国内消費に使われることなく、海外に再投資されるので、内需に貢献しない。
日本の内需不振の本当の原因は現役世代(15〜64歳)の減少と高齢者(65歳以上)の激増にある。現役世代の減少は、生産に関してはロボットやコンピューターなどで補える部分があるが、消費については必ず減少する。一方、個人所得は個人消費とは連動しない。例えば所得が多くても消費はしない高齢者が増え続けている。
では、どうすればいいのか。高齢富裕層から個人消費につながる若い世代へ所得移転をすべきだ。また、女性就労をもっと当たり前にすれば、就業人口が増え、出生率も高まり、それが内需に貢献することになる。
海外の事例で言えば、何が起きても儲けが減ることがない世界経済競争・勝者の日本から、黒字を稼いでいる国から学ぶことである。スイス、フランス、イタリアがそうだ。彼等が強いのは自国製の高級ブランド品。あるいは私が今ここで飲んでいるエビアンや、日本家庭で多く飲まれているワインもフランス製だ。
最後におさらい。日本は貿易黒字国か? そうだ。日本の国内販売額は減っているか? 減っている。日本の現役世代は減り、高齢者は増えているか? そうだ。これは政府が公表しているデータであり、事実である。
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20111221watanabe.jpg事業継続マネジメントシステム(BCMS)を構築・運用している組織は、少なくとも年に1回は演習を行っています。BCMSを導入している組織を取材する中で、演習というのは、例えば震度6強の地震が起きたと想定し、それに付随してどういう問題が出てくるかというシナリオを考え、それに対してどのように対応するかという手順を決め、それが実際にできるかどうかを平常時に確認することのようだ、と思っていました。つまりは、防災訓練のようなものだと。しかし、本日、渡辺研司さん(写真・名古屋工業大学大学院教授、ISO/TC223〈社会セキュリティ〉/WG1議長)にお会いして話を聞く中で、とんでもない誤認であることを思い知らされました。以下は、渡辺さんの話のほんの一部です。

「訓練(training)は決められたプロセスを決められた時間にきちんとできるかどうかを確認する行為ですが、演習(exercise)は、いろんなシナリオを投げてみて、何ができないかを発見するために行います。つまり、ものすごいシナリオ、こんなのできっこないレベルの一歩手前くらいのものを投げて、実際対応してみた結果、『あ、これ、できなかった』ということが分かると、それを次の事業継続体制に反映していくわけです。これ、日本企業がなかなかできないところです」

「東京にある外資系の金融機関の演習に、オブザーバーで参加したことがあります。その日の午前中は、現地法人の社長をはじめ役員が揃っていて、本当に緊急の場合を除いて外線をシャットアウトした上で、シナリオチームが、例えば、爆破予告が入ったとか、エレベーターがお客さんを乗せたまま停電で突然止まってしまったとか、そういったシナリオをいきなり投げてきて、それに現場が対応していきます。その時に、対応できないところがどんどん出てきますから、それをつぶしていくわけです。つまり、演習は、こんなことが起こったら、こういうところができなかった、という点をどんどん発見していくためにやるのです」

「米国の野村證券のデータセンター長に『演習はどうやっていますか?』って聞いたら、『突然やるんだ』って言うんです。マーケットが動いている最中に、いきなり『はい!』って言って始めるわけです。職員はぎょっとしながらも、データをバックアップセンターに飛ばし、一部の人は車で移動し始めます。『こういうことを普段できないと、本番では絶対できない』というのが彼等のロジックでした」

「PDCAのCのところで、いかに過激な演習をやって、『できなかった』という気づきを持たせるか、そこが大事なのです。シナリオチーム(攻撃のシナリオを出してくるチーム)は、そのために半年間くらい準備をします。真剣勝負なんですね、現場には、演習をやることは伝えますが、その時にどんなシナリオを出すかは一切通知しません」

このインタビュー記事は、アイソス3月号(2月10日発行)に掲載される予定です。
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公益財団法人日本適合性認定協会(JAB)は2011年12月16日付で、ISO 50001エネルギーマネジメントシステム認証機関として、BSIグループジャパン株式会社 (BSI-J)と一般財団法人日本ガス機器検査協会QAセンター (JIA-QA Center)の2機関を初めて認定した。

現在、JABにエネルギーマネジメントシステム認定を申請しているのは、株式会社トーマツ審査評価機構(Deloitte-TECO)SGSジャパン株式会社認証サービス事業部(SGS)ロイド レジスター クオリティ アシュアランス リミテッド ジャパン(LRQA ジャパン)株式会社日本環境認証機構(JACO)日本化学キューエイ株式会社(JCQA)ペリー ジョンソン レジストラー インク(PJR)の6機関。今後、これらの機関の認定が後続するものと思われる。

おや? 日本最大の認証機関である一般財団法人日本品質保証機構(JQA)が、JABにエネルギーマネジメントシステム認定を申請していないなあ。すでにISO 50001の審査実績あるのにね。
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Second edition 2011-11-15

私はISO 19011:2011(マネジメントシステム監査のための指針)の発行日を2011年11月11日と書いてきました。「アイソス」にも「アイソス日記」にも。その根拠はISOのWebにそういう記述があったからです。

ISOのWebでISO 19011:2011についての記述を見てみると、この規格は「Stage: 60.60 (2011-11-11)」となっています。この「60.60」というステージコードの意味は何かというと、「International Standard published」と書いてあります。これで、2011年11月11日が発行日だ! と思ったわけです。

さらに、日本規格協会のWebでISO 19011:2011をISO検索すると、「発行年月日 2011-11-11 」と記載されています。

念のため、日本規格協会の標準課に電話を入れて、「ISO 19011の発行日はいつですか?」と尋ねると、「2011年11月11日です」という回答が返ってきました。

ところが昨日、ISO 19011WG日本代表エキスパートの亀山嘉和さんとメールでやり取りしている最中に、発行日の話になったのです。亀山さんは
「2011年11月15日」とおっしゃる。

そこで、日本規格協会のWebの「規格開発情報」のコーナーに掲載されている、2011年11月16日に更新された「現在のISO 9000ファミリー規格開発状況」(PDF)を見ると、確かにISO 19011:2011の発行日は「2011-11-15」となっています。

これはどうことなのでしょう? 
亀山さん曰く。「規格発行日は、ウェブサイトにおける公表日ではなく、規格本体に表示されている日付が発行日と理解しています」

そこで規格の原文にはどう表記されているかというと「Second edition 2011-11-15」でした(ISO 19011の初版は2002年発行で、今回の2011年版は第二版になります)。ゆえに、ISO 19011:2011の発行日は、「アイソス」及び「アイソス日記」としても今後2011年11月15日と表記します。かつて11月15日付の「アイソス日記」で、発行日を11月11日と表記しましたが、訂正させていただきました。ご迷惑をおかけしました。


今回、ISOのWebに掲載された「発行日」も、日本規格協会のISO検索による「発行日」も、鵜呑みにしてはいけないという教訓を得ました。やはり、規格原文の表紙に記載された日付を見なければならないのです! 一方、日本規格協会のWeb上にある「規格開発情報」のコーナーについては、おそらくエキスパートの方が元ネタを書いておられるので、「こちらは信頼できる!」と思った次第。

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ISO 19011(マネジメントシステム監査のための指針)作成WG日本代表エキスパートの亀山嘉和さんが、11月に発行されたISO 19011改訂版の附属書「B.8.2 適合の記録」をぜひ読んで欲しいと言っておられます。

「適合の記録」。タイトルがすべてを語っていますよね。

「不適合についてはきちんと記録し、証拠も揃えている組織が多いと思いますが、適合について記録し、証拠を揃えている組織は少ないのではないでしょうか。「B.8.2」では、なぜ適合しているのか、その適合の証拠は何か、ということも所見に載せてほしいと述べています。附属書ですので、規格本文よりもメッセージとしては弱いですが、重要な点だと思います」(亀山さん)

アイソス2月号(2012年1月10日発行)に亀山さんへのインタビュー記事として、ISO 19011:2011の解説記事が掲載されます。ぜひお読みください。
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素人撮影お断り

企業トップを取材すると、撮られ方にトップの姿勢、会社の姿勢が表れますね。仕事柄、大企業のトップを取材することは、JABの理事長になっていただくか、品質管理学会の会長になっていただく以外、ほとんどないのですが、中小規模の社長に会うことは結構あります。

撮影しようとすると、社交辞令的にまず断る方(結局、最後は撮らせてくれるのですが)、背広の上着を脱いで作業着に着替える方(ものづくり系に多いです)、席を立って別室で髪の毛とネクタイの具合をチェックする方、眼鏡を外す方、ふてくされる方、照れくさそうにニヤニヤする方、断固断る方など、人により対応が様々です。

文屋をやって30年。今まで、男性社長で顔写真の撮影を断られた経験は一度もありません。そもそも、撮影がイヤなら、インタビューを受けたりしないでしょう。ところが、女性社長は、インタビューは受けても、撮影となると断固断る場合がものすごく多い。インタビュー記事で、インタビュイーの顔写真は不可欠のエビデンスですから、これがないと我々としては非常に困るわけです。断固撮影を断れた場合は、どうするか?

パターンは3種類あります。断固断られ、結局社長の顔写真はナシで、インタビュー記事だけが載るケース(かっこわる〜)。断固断られ、結局「社長インタビュー」という企画を没にするケース(ごく普通の企業事例紹介記事になるということです)。社長が「これを載せておいてもらえますかあ」と言って、自分のお気に入りの写真を差し出してきて、それを載せるケース。今年は女性社長を4人取材しましたが、このうち私が撮影した顔写真がアイソスに掲載されたのは、ただ1人です。

え〜っ! そおかあ〜? ビジネス雑誌や新聞や企業広報誌などに出てくる女性社長インタビュー記事には、ちゃんとその日のインタビューで撮影されたっぽい顔写真が出てくるじゃない?

そうなのです。彼等はちゃんとプロのカメラマンを連れてくるのです。カメラだけじゃなくて、照明やレフ板などの撮影機材も携えてきて、インタビューの間、しょっちゅうバチバチ撮っているわけです。中には、いくつか場所を選定して、そこで社長にポースをとらせたりする場合もあるわけです。そこまでやって撮影した大量のスチール写真の中から、選りすぐりのものを掲載するわけですから、社長のOKが出る確率も高いでしょうね。アイソスではプロのカメラマンを雇う財力はありませんので、当社による撮影お断りの場合は、極力先方から写真を提供してもらうことをお願いしています。
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タイで水没した設計図面

タイで工場が浸水して大きな被害を受けたある企業を取材しました。今月になって、何百人もの社員がタイから日本に引き揚げてきたので、その配置等で、いま大わらわだそうです。タイでの工場の被災体験の話を少しうかがいました。

「水かさがどんどん上がってきたので、機械や設備類はすぐに運び出せませんから、とにかく製品類を運び出しました。そのとき、工場の設計図面を運び出すのを忘れてしまい、水没してしまいました。図面は後からの復旧作業で、工場を建て直したり、設備を導入したりする時に必要になってきます。そこで、うちの工場を建ててくれた建設業者さんに図面を持っていないかを聞いてみました。ですが、その建設業者さんの会社も水に漬かってしまい、当社の図面もなくなってしまったそうです。有形資産は目に見えますので、すぐに気がつくのですが、無形資産になると、紛失してしまった後で、それが重要な資産であることに気づく場合があります。今回はまさにそのケースでした」
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ケン・ハミルトン氏と会う

20111212with-KEN.jpg山之内登さんのご紹介で、ケン・ハミルトン氏にお会いしました。ハミルトン氏は、ヒューレット・パッカード社(米国)のグローバル環境・エネルギーサービス担当ディレクターであり、ISO 50001(エネルギーマネジメント)の技術委員会であるISO/TC242のエキスパートでもあります。非常に気さくで明るい方でした。同氏のISOでの活躍ぶりは、アイソス2011年9月号32-35頁に掲載されています。今回は、ISO 50001が欧米で大きな注目を集めている背景、同規格の産業界に与えるメリット、米国でのSEPの状況などについて取材しました。詳細はアイソス3月号(2月10日発行)に掲載する予定です。
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署名活動の最近事情

息子の高校を、他校と合併させて、廃校にしようという動きがある。合併予定は、息子の卒業後になるのだが、妻が「廃校反対」の署名活動を始めた。

昨夕、近所の駅前で署名活動を数時間やったそうだ。
通勤帰りの大人は、みんな急いでいて、なかなか立ち止まってくれない。
意外だったのが、他校の高校生だ。
「あんな学校でも、なくなると困るよなあ〜」とか
「なんで、合併しちゃ、いけないの?」とか
なんやかんや言いつつも、かなり高い確率で署名してくれる。

夕食時の妻の結論。
「近頃の若いモンは、捨てたもんじゃないわ」
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JAB環境大会への期待

日本適合性認定協会が来年2月14日、東京・有楽町朝日ホールで恒例の「JAB 環境ISO大会」を開催する。今回は、前半はISO 14001の次期大改正についての情報提供、後半は環境ISO組織の東日本大震災への対処についての事例紹介とパネルディスカッションという内容。おそらく相当な数の参加申込みが来るのではないだろうか。

個人的には、後半の部でリーダー役をつとめる摂南大学准教授の山本芳華さんの発言に注目している。昨年2月の「JAB 環境ISO大会」で、ISO 14001登録歴10年以上の3社がEMS活動の「見える化」にどのように取り組んでいるかを紹介したプレゼンは見事だった。
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ISOが全世界の認証件数発表

ISOはこのほど、2010年末時点における全世界のISOマネジメントシステム認証件数を"The ISO Survey of Certifications 2010"として発表した。対象となった規格は、ISO 9001(品質)、ISO 14001(環境)、ISO/TS 16949(自動車)、ISO 13485(医療機器)、ISO 27001(情報セキュリティ)、ISO 22000(食品安全)の6つ。各規格ごとの全世界の認証件数と日本の認証件数及び順位を示すと次のとおり。

ISO 9001
全世界 1,109,905件 日本 59,287件 5位
ISO 14001
全世界 250,972件 日本 35,016件 2位
ISO/TS 16949
全世界 43,946件 日本 1,195件 6位
ISO 13485
全世界 18,834件 日本 539件 7位
ISO 27001
全世界 15,625件 日本 6,264件 1位
ISO 22000
全世界 18,630件 日本 482位 8位

なお、発表内容の詳細はアイソス3月号(2月10日発行) で掲載予定。
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20111207kameyama.jpg本日、亀山嘉和さん(写真)を取材しました。内容はISO 19011について。この規格のJIS版は今のところ来年3月20日発行を目指しているそうです。

ISO 19011は第三者認証審査は対象外です。というのも、第三者認証審査の規格として、すでにISO 17021があるからです。ISO 17021も、ISO 19011と同様、すべてのマネジメントシステムに適用可能な監査規格として開発されたものなのですが、ISO 9000シリーズを扱うISO/TC 176、ISO 14000シリーズを扱うISO/TC 207では、それぞれの分野に特化した認証審査用の規格を作ろうとしているそうです。

TC 207では環境第三者審査用規格をISO 17021-2、TC 176では品質第三者審査用規格をISO 17021-3という名称で作成しようとしています。環境の方が先に作業を始めたので、番号が若いのです。(古いWeb情報を検索するとISO 17021-2は、第三者審査の力量を規定する規格で、現行のISO 17021の前身であると記述されていますが、これは当時は正解でしたが、今はISO 17021-2というと、今年6月にISO/TC 207/SC2が承認した新しい環境第三者審査用規格のことになります)

主に第一者・第二者向けのマネジメントシステム監査規格であるISO 19011は、あらゆるマネジメントシステムに適用でき、各分野(品質、環境、労働安全衛生、情報セキュリティなど)への適用についての記述は付属書Aに書いてあります。一方、第三者認証用のマネジメントシステム審査規格であるISO 17021は、あらゆるマネジメントシステム審査のコア規格として位置づけられ、それにQMS向け、EMS向けといった分野ごとの規格が今後ラインアップされていくという具合です。

ところで亀山さんは今年10月にJABを退職された後、現在はキッズISO14000プログラムの啓蒙・普及活動にボランティアで取り組んでおられます。

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JRCA講演会(東京)

日本規格協会マネジメントシステム審査員評価登録センター(JRCA)は12月5日に東京会場(川口総合文化センター)で「JRCA講演会」を実施した。同講演会では、前半はウェルラーンズ代表の星加代子(ほし・かよこ)氏が「更なる改善へ向けて、真のコミュニケーションを」をテーマに、後半はISO 19011WG日本代表エキスパートの亀山嘉和氏が「改訂ISO 19011の概要」をテーマにそれぞれ講演を行い、最後にJRCAからのお知らせ事項の報告があった。同じ内容の講演会が、大阪会場(大阪市中央公会堂)では12月8日に開催される。

20111205hoshi.jpg星氏(写真)はまず、「コミュニケーションは、伝達の意味だけではない。相手に伝えるだけでなく、相手と共有・共感して、はじめて成立するもの」とし、伝え手の意味が受け手に伝わるようにするための表現には、言語だけでなく、非言語(表情、身振り・手振り、アイコンタクト等)も使われているとした。人と話す時は、非言語にも責任を持たなくてはならない。また、みなさんは審査をされているので、「人の話を聞く」というのが重要な仕事になると思うが、その時に必要なのは傾聴力と共感力である。

 続いて、コミュニケーションを向上させる3つの改善項目として、(1)第一印象を変える(アルバートメラビアンの法則によると、人の第一印象は外見と話し方で93%が決まってしまう)、(2)「聞く」を変える(肯定メッセージの発信やクローズエンド・オープンエンドの使い分け等)、(3)「話す」を変える(笑顔で話す、腕組み・足組みはNG、間を取り集中を促す、分かりやすい話し方を組み立てる等)を例を挙げながら解説した。

このあと亀山氏の講演が続いたが、10月18日開催のCEAR審査員向け講演会とほぼ同じ内容であり、本ブログで紹介済みなので割愛する。
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ある建設会社の労働安全衛生マネジメントシステムの取り組みを取材したときのことです。そこでは、この5年間で災害件数が10分の1まで減らすことができたのですが、リスクアセスメントの手法で最近悩んでおられるそうです。

災害件数が数百件あった頃は、データの母数が多いので分析しやすかったのですが、数十件レベルになると母数があまりに少ない。自社の災害事例だけでなく、同業他社の災害事例もデータに取り込んでおられるのですが、どうも精度に不安が残るそうです。

「災害件数がどんどん少なくなっているので、マネジメントシステムが有効に機能している」のかもしれませんが、件数が減っているとはいえ、実際に起きていることは確かなので、何とか「休業災害ゼロ」を達成し続けたい。少ない母数の中で有効なリスクアセスメントの手法とは?
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欧州ではEU指令の中でマネジメントシステムを使ったエネルギー効率化をはかるための強制執行が2013年末ごろに導入される可能性がある。

2012年前半くらいにEUエネルギー会議によって政策協定が締結され、法規制の最終案を策定し、EED(Energy Efficiency Directive)の強制執行が開始される。2013年末までにはマネジメントシステムにおけるEEDの実施(実質的にはISO 50001によってエネルギー効率向上をはかる組織が多いだろう)が求められ、2014年6月には2020年度に向けて20%削減を目指し、進捗評価を行うとしている。
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