次男から電話がかかってきた。
ヘルパーになって介護施設で働きたいという。
コンビニでアルバイトをしながら高齢者向けの移動販売や宅配サービスをしているうちに、いろんなご老人と親しくなった。
自分は高齢者と話が合う。
高齢者向けの仕事が自分に向いているかもしれない。
そう思ったらしい。
一方、私は凡庸なる父親である。
「そうか、頑張りなさい」と言って電話を切ったものの心の中は憤懣やるかたない。
家族みんなで晩飯を食べている時に、ついそれを口にしてしまった。
「これまで大学に支払った高額な授業料はどうなる? 数学科のくせに、数学を全然就活に生かしとらんじゃないか!」
すると三男がすかさずこう言った。
「そんなことありませんよ、ダディーさん! この4年間はきっと圭ちゃんの人生にとって役立つに違いありません!」
せっかくのツッコミなので父親として応えなければならない。
「いやはや、これは浅薄なことを申しました。自分の器の小ささに恥じ入る次第です」
そう言って三男に頭を下げた。
食卓にいるみんながどっと笑った。
特に妻と娘は柏手を打ちながら笑っている。
この柏手は「最高におもしろい」という意味なのである。
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心やさしい若者の前に立ったとき
「どうぞ」と言われたらどうする?
老人に席を譲ろうとすると
「いえいえ、あなたこそ」と言われたらどうする?
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父が若い頃
山行きの電車に乗って
捕虫網の棹を入れたケースを持っていると
よく相席の客から
「釣りですか?」
と聞かれたそうである。
釣りじゃないというと
じゃあそれは何だと聞く。
棹だというと
何の棹だと聞く。
捕虫網の棹だというと
何を捕るのかと聞く。
蝶だというと
「ほお」といって相手はあきれ顔になる。
60年くらい前
大きな捕虫網のついた棹を持って
里山をうろついている父の姿を思い浮かべると
気持ち悪くもあり
うらやましくもある。
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10月28日(金)午後1:30から5:00まで東京都港区で開催されるアイソス主催「なぜなぜ分析セミナー」(講師:門岡淳さん)は、お陰様で本日満席(定員24名、4人×6チーム)になりました。ありがとうございました。
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団子とアンコを買っていくお客があまりに多いので
今日が何の日か夕方に理解したレジ係の我が娘
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ISO 50001(エネルギーマネジメントシステム)を活用する動きが欧米で活性化している。米国は、Superior Energy Performance Programという、ISO 50001認証組織のパフォーマンスを3段階に評価し、ランク付けする活動を推進、昨年末から世界に向けて提唱(Global Superior Energy Performance 〈GSEP〉)しており、6月のISO 50001規格発行から一層活動に弾みがついている。一方、欧州ではEU指令にISO 50001認証を評価する仕組みを取り入れる案が出ている。
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FSMS審査員:最も管理レベルが低いのは?
妻:夫です。長時間放置しておくと腐ってしまい、どこかへプイッと出かけて夜まで帰ってこないことがあるので、必ず朝に「おはよ! ごはん、食べる?」と笑顔で声をかけて機嫌をとり、そのあと「きょうの予定は?」とクギをさしておきます。(PRP)
FSMS審査員:夫レベルでは通用しないのは?
妻:子供たちです。起きていて、かつ、おなかがすいている時は食事を作って食べさしますが、私の帰りが遅いと、冷蔵庫の中身や戸棚のお菓子が勝手に食い荒らされたりします。ですが、まあ、許容限界内です。(OPRP)
FSMS審査員:さらに厳重な管理が必要なのは?
妻:当家の座敷犬です。過去に数回、許容限界を突破された経験から、我が家では就寝前の、食後の食器や食べ残し、食べ物の臭いのする袋類などの放置は厳禁としています。座敷犬の動線を決め、私が家にいる場合は、動線から逸脱したらすぐにその場で「NO!」としかります。ドッグフード以外の食べ物を与えた夫にも、現行犯に限り、その場で「NO!」としかります。(CCP)
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定期購読している雑誌の中に、「いつもここだけは真っ先に読む」という連載記事があると楽しい。アイソス10月号から新連載が10本始まったが、私の場合は、坂田和則さんの新連載記事『改善活動と人を活気づける改善ファシリテーションの勧め』は真っ先に読んで、学んで、元気になりたい。
私は坂田さんのプレゼンテーションを3度ほど受講したことがあるが、まさに、全エネルギーをこの講義に、この演習に、注入シテイルゾーッ!って感じの人である。人を活気づける達人である。
第1回目の原稿内容は、イライラ感を軽減させる改善と、「あいさつ」の意義及び効果について。こう言ってしまうと、ごくありきたりなテーマなのだが、話の進め方が読者の共感を吸い寄せるようなアプローチを取っている。
例えば、掲示物のちょっとした歪みがイライラ感を生むのだそうだ。
「本来『掲示物を見る』という行動を目的にしていたはずなのに、首を傾けるという余計な動作が発生します。これが小さなイライラ感を生んでいます」(64頁)
掲示物が歪んでいるのを自分が気づくとする。自分はその掲示の担当者ではない。しかも、周囲には誰もいないので、その掲示物をきちんと直角平行に張り直したとしても、それを誰も見ていない。でも、張り直したほうがいいことだと思ったので、張り直す。これは「改善」活動か? 坂田さんは、こう言っている。
「改善というより"謙虚さ"を実践するといった感じかもしれません。謙虚さとは『誰も見ていない所でも、実行すること』です」(64頁)
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「おたくの機関出身の方ですよ。いや、もしかしたら、まだおたくの機関と契約しておられるのかもしれない」
先日立ち会った、認証取得後の受審組織と審査機関との雑談で、審査側の「もしよろしければ、貴社を支援されたコンサルタントはどういう方だったのかを教えていただけますか?」という問いに対する受審側の回答。
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某審査機関発行の情報誌の予定取材先と、アイソスの予定取材先が同じ企業だったので、審査機関側の仕切りで合同取材をすることになった。当日の取材陣は、機関側が、社員2名、外注の編集者1名、カメラマン1名の計4名、アイソス側は私1名。
取材先に到着すると、まず最初に機関側の社員が代表して、本日の取材に対応する企業担当者の人数と氏名を確認する。それを聞いてから、カメラマンと打ち合わせながら、企業側担当者にはテーブルのどの席に座ってもらうかを決め、カメラマンは撮影角度を決め、持ち込んできた照明をセッティングする。綿密な打ち合わせを終えて、ようやく機関側代表が「じゃあ、どうぞお願いします」と取材スタートを宣言し、企業側は取材に対応する役員を呼びにいく。
取材が始まった。インタビューは、外注の編集者が主に行い、ときどき機関側社員も質問をする。私はおとなしく取材側のテーブル席に座っていたのだが、取材が始まるとすぐにカメラマンから「撮影しにくいので、あちらの席に移動してください」と指示され、企業側のテーブル席に移動させられた。そのあとは、特にやることもなく、手持ち無沙汰のまま、ぼんやりと座っていた。
「中尾さん、何か質問はありますか?」
話はもう佳境に入っていたらしく、機関側の社員が私に聞いてきた。
ぼおーっとしていた私は、このときハッと我に返り、
「いえ、特にありません」と答えた。
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