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2011年7月アーカイブ

バンクーバー在住の山之内登さんが「ISO 50001(エネルギーマネジメントシステム)」の英語版ホームページを、同規格発行に合わせて立ち上げました。
www.enms-doc.com

山之内さんは、エネルギーユーザーとともにエネルギーマネジメントを15年以上も経験してこられた方です。組織によるエネルギーマネジメントシステムの構築・運用を支援する文書とテンプレートを提供することで、エネルギーマネジメントシステム分野での持続可能なビジネス開発をはかっていくことを経営目標にしておられます。

8月中旬には日本語版のページもできるそうなので、お楽しみに。
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コピー記事に続きはない!

「あのー、アイソスの読者なんですけど、8月号の46ページに『認証件数一覧ってタイトルの記事が載ってるんですが、肝心の一覧表が載ってませんが?」
「隣のページに出ている表が一覧表なんですよ、47ページの」
「47ページ? あらあ、46ページまでしかコピーされてないわ、これ。すみませーん。失礼しましたー」
(ガチャッ)
(コピー記事読者からの電話より)

所持してる
JISとアイソス
オリジナル?

(中尾優作 時節の句)
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「認証の全社一本化にともない、これまで各支店で個別に購読しておりましたアイソス誌を・・・」
(読者からの手紙)
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本日、(財)エネルギー総合工学研究所(IAE)主催による「ISO 50001(エネルギーマネジメントシステム国際規格)シンポジウム」が東京・千代田放送会館で150名の参加のもとに開催された。

冒頭、山田英司・IAE専務理事が「省エネルギーの一層の推進が緊急の課題となり、また、東日本大震災を契機としてより一層の節電が社会的な要請となっている中、6月15日にISO 50001が発行された。本規格は、省エネルギー推進の有効な世界共通のツールとして、世界各地域で活用が期待されている。今回のシンポジウムは、ISO 50001を利用してエネルギー利用の効率化をはかる有用なヒントを提供するものである」と開会の挨拶を述べた。

続いて来賓挨拶に茂木正・経済産業省資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部省エネルギー対策課長が「今年7月に省エネルギー対策課長に就任した。東日本大震災で、日本はもう一度省エネを見直す時期に来ており、そんな中でまさに省エネの有効なツールとしてISO 50001が発行された。この規格への取り組みを応援したい。具体的な制度等のルールづくりはこれからだが、ISO 50001を活用する中で、これからの日本の新しい省エネ時代を作っていきたい」と述べた。

このあと、各スピーカーによる講演に入った。各スピーカーの講演概要は下記の通りである。


【講演テーマ「ISO 50001の概要、標準化の背景と周辺動向」】
講師:西尾匡弘(独立行政法人産業技術総合研究所エネルギー社会システムグループ主任研究員)


米国で認証取得支援政策
ISO 50000シリーズの開発へ


20110728nishio.jpgISO 50001の規格概要、開発経緯、日本の規格対応方針について解説。特に、日本が国際会議において、ISO 9001/14001といった他のマネジメントシステム(MS)規格との整合性をとること、省エネ法の経験を生かすこと、中小企業にも適用できること、ベースラインについては原単位管理も認めるようにすることなどを主張し、規格に盛り込むことに成功してきたことを強調。
海外動向については、米国ではSave Energy Now LEADER programが動いており、10年で25%以上の原単位改善を誓言した企業は、ISO 50001の認証を受けるための技術的支援を受けることができること、欧州ではISO 50001発行後は、欧州規格であるEN 16001からISO 50001へ移行する予定であることを報告。最後にISOでは、ISO 50001の審議委員会であるPC242が、PC(プロジェクト委員会:単一規格のみ扱う)からTC(技術委員会:ISO 9000シリーズやISO 14000シリーズのようにシリーズ規格を扱える)に格上げされる。このことにより、ISO 50001をサポートする規格の開発など、ISO 50000シリーズが開発される可能性が出てきたとしている。


【講演テーマ「マネジメントシステム規格としての ISO 50001〜ISO 14001(環境マネジメント規格)との対比を中心に〜」】
講師:寺田博(IMSコンサルティング株式会社取締役)


規格の目的は「エネルギー使用の効率向上」
「パフォーマンス改善」まで要求されている


20110728terada.jpgISO 50001規格の目的と対象を明示。規格目的は、ISO 9001は「顧客満足を満たす製品の提供」、ISO 14001は「環境汚染の予防の実現」、ISO 50001は「エネルギー使用の効率向上」とし、各MS規格共通の目的は「アウトプットを通して組織が社会に貢献できること」とした。一方、適用の対象については、ISO 50001は「組織のエネルギー使用・使用量及び組織の監視、影響の下にあるエネルギーパフォーマンスに作用を及ぼす全ての変動因子に適用される」として、ISO 14001は「組織が管理できる、又組織が影響を及ぼすことができるものとして特定する環境側面に適用される」とした。
ISO 50001の要求事項の最大の特徴は「エネルギーパフォーマンスの重視」にある。これは「エネルギーパフォーマンスの把握」と「エネルギーパフォーマンスの改善」とに分かれる。ISO 14001で言えば、前者が「4.3.1 環境側面」であり、後者が「4.4.6 運用管理」に相当し、ISO 50001で言えば、前者が「4.4.3 エネルギーレビュー」「4.4.4 エネルギーベースライン」「4.4.5 エネルギーパフォーマンス指標」であり、後者が「4.5.5 運用管理」「4.5.6 計画設計」「4.5.7 エネルギーサービス、製品、設備及びエネルギーの調達」に相当する。
また、ISO 14001と比較して考慮すべき点は、ISO 14001では明確に謳っていない「4.2.1 トップのコミットメント」という要求事項があること、ISO 14001よりもデータ指向が強く、エネルギーデータから著しい使用領域を特定し、さらに「改善の機会」まで要求されていること、ISO 50001では「エネルギーパフォーマンス改善」まで要求されていることに触れ、ISO 14001認証組織は、この「エネルギー」を「環境」に変えて、「環境パフォーマンス改善」にぜひ取り組んで欲しいと述べた。


【講演テーマ「省エネルギー法とISO 50001〜エネルギー管理への活用のポイント〜」】
講師:石原明(財団法人省エネルギーセンター国際協力本部長)


省エネ法に対する整合性が確保されている
管理責任者は1人に限定していない


20110728ishihara.jpg日本におけるエネルギー管理の経験はISO 50001の規格開発に大きな貢献を果たしており、その結果、ISO 50001は省エネ法に対する整合性が確保されている。
ISO 50001と省エネ法とを比較し、下記の点をチェックしておく必要がある。


・ISO 50001では管理責任者を複数形で表示し1人に限定していないように、省エネ法でも、エネルギー管理統括者、エネルギー管理企画推進者等、複数の選任を規定している。
・ISO 50001では、エネルギーパフォーマンス指標については組織で適切なものを使用するとしており、省エネ法で規定している指標は、エネルギー消費原単位である。
・ISO 50001で要求されているエネルギーベースラインは、省エネ法であれば、前年度のエネルギー消費原単位に相当する。
・省エネ法における提出書類(中長期計画書)も、ISO 50001での「エネルギーマネジメント行動計画」の一部として使用することができる。
・ISO 50001では、重要項目について監視・測定・分析を定期的に行うことになっているが、省エネ法でも、定期報告において、エネルギー消費原単位の実績値及びその変化について記載することになっている。
・ISO 50001では法令遵守が求められているが、省エネ法は法的要求事項に相当する。等々


【講演テーマ「JIS制定等の国内動向について」】
講師:岡本 裕(財団法人日本規格協会規格開発部規格第三課課長)


JIS Q 50001制定は10月頃の見込み
省エネルギーセンターが審査員評価登録機関に


20110728okamoto.jpg現在、ISO 50001の翻訳版であるJIS Q 50001作成作業は、JIS原案作成を終え、JISC(日本工業標準調査会)での審議段階に入っており、8月末には答申(JISC会長→主務大臣)が行われ、おそらく10月頃には官報公示になる予定。
今後のJIS Q 50001の普及啓蒙策としては、ISO 50001の国内審議団体であるIAE内にISOセンターを設置して、説明会や広報活動を展開するほか、国内委員会が中心となって、同規格の詳細な解説書や入門書を10月から11月にかけて発行する予定である。
JIS Q 50001による認証・認定スキームについては、これからスタートするところである。7月25日から日本適合性認定協会(JAB)は認証機関からの認定申請の受付を開始した。審査員評価登録機関には省エネルギーセンターが対応する予定。
11月には認定機関の国際フォーラムであるIAFの総会が開かれるので、ISO 50001についての国際的な制度の枠組みはおそらくこの総会で正式に決定されるものと思われる。
5月13日付で経済産業省が「夏期の電力需要対策」(別紙5)の中で、「今夏に策定される予定のエネルギー管理システム規格について、その認証取得を政府調達の際に考慮すること等を通じて、活用を促す」と発表していたが、この件については現在省庁間で協議中の段階で、現時点ではまだ詳細な発表はできないとのこと。
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Vantage Point 試験官テク

受験生の論文を全部読むのは大変だろうって?
全部読みませんよ。
論文の配点次第で合否が決まるという、
ボーダーライン上の受験生の論文だけを読むのです。


ISO 9000/9001/9004の理解度テストであるISTO試験が2000年に日本に入ってきて、日本語でも受験ができるようになった時、試験原文の翻訳担当の試験官から聞いた話。これは、他の試験でも言えるだろうネ。(ISTO試験の主催者はISTO A.G
だが、本部のサイトは2002年以降更新されていない。日本のプロバイダーも開催日時は未定としている)
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【ISOS Review】 蛍雪アイソス

アイソス9月号(8月10日発行)には、日科技連が主催・運営する「マネジメントシステム監査員検定」の第2回目のテスト(8月27・28日開催)に向けた「傾向と対策」が連載記事「マネジメントシステム監査員検定解説講座」の最終回として掲載される。オマケとして「予想問題」まで掲載。8月に受験される方は見ておいたほうがいいと思う。
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「いやあ、規格が出たばっかでしょ。だから、審査員の方も審査に慣れていないだろうから、ちょっと甘くなるんじゃないかと。それで、早々に受けてみたのです」

ある認証組織の担当者に、取得動機を聞いた時の返事。

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顧客視点は持ちにくい?

先日、アイソス主催で二者監査セミナーをやったときに、日吉信晴・講師が参加者に対して最後に、「顧客の視点を持って帰っていただきたい」というコメントが出しておられました。興味深い話です。

二者監査セミナーなので、自分たちは顧客であり、顧客の視点でサプライヤーを管理するという、「顧客→サプライヤー」というダイレクトな視点が必要なわけです。ですが、セミナー参加者には、なかなかそれになじめないところがあったようです。

どうしても、自分たちの顧客に満足してもらうために、自分たちは供給者をどう管理すべきか、と考えてしまう。つまり「顧客→自社→サプライヤー」という視点を持ってしまう。すると、なかなかこのセミナーの意図が分かりづらくなってしまうのです。

サプライヤー意識でISO 9001にどっぷり漬かっていると、どうしてもこういう視点を持ってしまうのかもしれません。
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品質保証部長と工場長

本日、あるFSSC 22000(食品安全マネジメントシステム:ISO 22000+PAS 220)認証取得工場を取材しました。
認証取得についてのコメントをお願いすると、
品質保証部長曰く、
「すでにISO 22000は取っていたので、PAS 220の規格書を見たとき、ある程度ハード面はしっかりした工場だったので、これなら3カ月でできる、と思って取り組みました。今回の認証取得で、対外的なPR効果が出ており、
仕事の注文も増えてくるのではないかと期待しています
工場長曰く、
「いくらやっても、問題点はどんどん出てきます。予防処置ができればいいのですが、まずは再発防止をしっかりとやらなければいけない。まだまだこれからです」

ええコンビやなあ、と思いました。
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新小岩駅の思い当たる男女

同じホームで
女が飛び込み
男が飛び込んだので
思い当たる男女に
連絡を入れると
二人とも無事とのこと

我が「虫の知らせ」は
当てにならぬ
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不登校の健全性

中尾さん、『告白』っていう映画見ました?

携帯電話を使ったイジメというのは、あの映画では中学校が舞台でしたが、もうすでに小学校から始まっていて、「あいつ、気持ち悪い」と誰かが言い出すと、それが生徒みんなにメールで伝わって、その子がみんなから陰湿なイジメに遭うわけです。

例えば教室でオナラなんかすると、もう終わりです。「クサイ」「きたない」といったメールがすぐに回覧され、違うクラスの生徒からも「おまえ、オナラやったんだって?」と言われ、それがイジメのきっかけになってしまう。

映画でもそうでしたけれど、イジメに参加しないと、「おまえ、なんで参加しないんだよ」とか言われて、イジメに参加しない子もイジメられるのです。

ということは、そんな学校にいると、子どもは、イジメるか、イジメられるか、どちらかを選ぶしかありません。

昨日、飲み屋で私にこんな話をした友人は、私同様、不登校気味の息子を持つ父親でした。いろいろ考えさせられる話です。

イジメに参加するのもイヤだし、イジメられるのもイヤなので、学校に行かない(転校も含めて、当該の学校には行かない)、それは、子どもが自分を守るために持っている数少ない選択肢の1つであり、正しい判断の1つだと思います。
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社長インタビューの後で

ある審査機関の社長インタビューが終わりました。

挨拶をして事務所から出ようとすると、社長も付いてこられます。
事務所を出てエレベーター前で挨拶しますと、社長もエレベーターに乗り込んでこられます。
エレベーターで1階まで降り、ビルの出口で挨拶しますと、社長も私と一緒にビルの外を出てこられます。
変な人だな、と思いました。

ビルから出ると、外は炎天下です。
社長は、私と並んで歩いておられます。
「ちょっと、そのへんで一杯やりましょう」
というような時間帯でもありません。
しばらくすると、社長は横道に逸れ、川岸沿いの小道に私を案内しました。

「この道、いいですよ。ずっと真っ直ぐ行くと橋があります。そこを左に曲がると駅に行きます」
社長はそう言って頭を下げ、帰っていかれました。
この道を私に教えたかったのです。
暑い中、なんでこんな案内をされたのでしょう。

「業界誌の社長インタビューというのは、記事と広告がセットだ。だから広告を出してやれ」
この社長はそういうお考えを持っておられました。
わざわざ道案内をされたのは、いい記事を書いてもらうための私へのお上手だったのかもしれません。

あるいはそうではなくて、社長には私心など毛頭なく、ただ自分が気に入っている小道を私に教えたかっただけかもしれません。もし、そうなら、私は前言を撤回し、猛省しなければなりません。

ですが、本当のところは分からないのです。

歩いているうちに、まだ1人の男性としか擦れ違っていないことに気づきました。人通りが少ない道です。車の往来がある道路から少し隔たっているので、車の音は聞こえますが、少し静かです。そばを流れる川は黒く濁っていますが、それほど臭くはありません。側道には、小規模ながら花壇も整備されています。昼間の夏の都会のうっとおしさが、どの部分も少しだけマシになっています。

子どもの頃、炎天下の昼間に外で遊んでいると、「マアマア、こんな暑い中でずっと外にいると日射病になっちゃうよ」と言って、母が日傘を私にかざして影を作ってくれたことがあります。もちろん、そんなことで暑さはあまりおさまらないのですが、母の優しさと作ってくれた影のお陰で、少し嬉しく少し涼しくなります。

そんな感触をこの道に感じました。
当然、この道を教えてくれた人に感謝したくなります。
ですが、その人はひょっとすると下心ある男かもしれない。
そんな男には感謝したくない。
では、どうすれば・・・

そこで、こうすることにしたのです。
相手を、審査機関の社長さんだとか、思わないようにしよう。
「とあるお方」と考えるようにしよう。


「この道、いいですよ。ずっと真っ直ぐ行くと橋があります。そこを左に曲がると駅に行きます」
とあるお方は、そう言って頭を下げ、帰っていかれました。
歩いてみるとその道は、
都会のうっとおしさが弱められていて少し涼しく、
とあるお方のご親切を感じて少し嬉しくもありました。
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今回は、アイソス8月号の連載記事「門岡 淳の『不適合を生かす!』 なぜなぜ分析を一緒にやってみよう 第5回「是正処置を選ぶ」に掲載された問題を紹介します(この記事を掲載することになった経緯は本稿末をお読みください)。解答はアイソス9月号に掲載されますが、9月号発売日(8月10日)よりも少し早目に、その解答を本ブログで掲載しますのでお楽しみに。

下記の問題に対して、読者の方で「解答してもイイ」とお考えの方は、ぜひこのブログでコメントを入れてください。もちろん、解答以外に、ご質問やご意見のコメントでも結構です。この連載記事の執筆者である門岡淳さんから直に返答がもらえると思います。では、問題です。


【問題】
天道株式会社の萬福社長は、経営を揺るがした重大な不適合の再発を防ごうと社員全員にメールでメッセージを送りました。次のうち、もっとも適切なメッセージはどれでしょうか。

1 みなさんの作る製品は,お客様に選ばれて購入されています。お客様のニーズに合わせ,お客様に満足していただける製品を作り続けていくことがみなさんの仕事です。
2 みなさんの雇用を守り,みなさんの生活を守る責任が会社にあります。みなさんは上司の指示に従い,会社の存続のために努力されることを期待します。
3 当社ノウハウの結晶である作業手順を,今回の不適合の是正処置も加えて最善の手順としました。この手順を今後とも末永く守っていくことこそみなさんの責務です。


(掲載経緯説明)
アイソス4月号から「門岡 淳の『不適合を生かす!』 なぜなぜ分析を一緒にやってみよう」を連載しています。この連載は、門岡淳さん(いそいそフォーラムメンバー)が運営するサイトの「マネジメント道場」の掲示板とのコラボ企画だったのですが、このたびの東日本大震災で門岡さんが被災され、同掲示板に書き込める環境でなくなったことから、本ブログで一時的にその代行をさせていただくことになりました。

この連載では毎号、門岡さんから問題が提供され、翌月号にその解答が掲載されるという仕組みになっています。その中の問題と回答だけを、本ブログで紹介していきます。
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今日は合宿6日目の最終日だ。といっても、午前10時にチェックアウトなので、朝だけの参加になる。

午前6時のお祈り。最終日になって、ようやくお祈りの言葉と般若心経が書かれた文書に目がついていけるようになった。続いて経絡体操だが、いつもこの体操を担当しているチバさんが昨晩丹波に帰ってしまったので、今日は道場長が担当した。

道場長は最初に、若い女性の顔写真が載っている大きなポスターを掲げて、みんなに見せた。演歌歌手らしい。その歌手がこの道場に何日か泊まったらしい。「その時は私は用事があって、あんまりお相手ができなかった。実に残念だった」と言ってみんなを笑わせた。このイントロのあと、経絡体操に入った。

経絡体操、瞑想、朝食といつも通りのメニューをこなし、午前10時、昨晩から来ている3人家族と私は道場の車に乗り込んだ。ヨーガの先生であるマリオネットさんが見送りに出てきて、「中尾さん、家に帰ってもすぐにたくさん食べちゃダメよ」と注意してくれた。道場長の運転で、根府川駅へ。

梅雨が明けたらしい。昨日までは雨と曇りの日が続いていたが、今朝はスッキリ晴れている。JR東海道線に乗り込むと、日曜日だったので、旅行客が多かった。明日から会社なのだが、楽しみがある。健康診断があるのだ。5泊の合宿の効果やいかに!
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午前6時。朝のお祈り、経絡体操、瞑想に参加。経絡体操に使用する、体のツボを押さえたりマッサージしたりする木の棒が個人的にたまらなく欲しくなった。「痛気持ちいい」が癖になってきたのだ。でも、道場の中でやるから、続けることができるんだろうなあ。家に帰ると、きっとやらないだろう。自分の性格からいって。

朝食はりんごジュースと小さいバナナ半分。食後、3日ぶりに便通あり。おなかスッキリで、天にも昇る思い。今日はどこでも登れそう。

本日のオプション参加は、チバさんとなごみ系女子と私の3人だけ。コースは標高差400メートルの幕山登山である。登り口まで車で行き、そこから急勾配の登山道をゆっくりと3人で登る。ここは岩場もあるので、登る途中で、あちらこちらの岩壁にクライマーがへばりついていた。

そういえば、私も20代の頃はよく岩を登ったものだった。その頃は、整備された山道を登っていくハイカーたちを「軟弱者め」などとバカにしていたものだが、今は立場が逆である。岩どころか、ハイキングコースの道を登るのさえ、ヒイヒイ言ってる。堕落したなあ。

幕山の頂上は、けっこう平坦になっているので、木陰で3人で昼食をとり、30分ほど昼寝をした。昼食はもちろん、玄米おにぎり1個としょうが湯である。下山は楽勝だった。先頭をのしのし歩くチバさんに声をかけた。
「おいくつなんですか」
「71」
「ええっ? 71でそんなに元気なんですか! じゃあ、20代の頃なんて、ジャングルの中を走り回っていたんじゃありませんか」
「はっはっは! そんなアホな。でもな、20代の頃より、今のほうが元気やで」

山行のあとは、温泉である。今日は大滝ホテルに連れてってくれた。入浴料は税込みで1,000円。露天風呂も付いている。風呂から上がると、無性に酸っぱいものが欲しくなった。「ああ、レモン囓りたい!」などと思うようになり、唾液が口の中でたまってきた。妊娠したのかしらん。我慢できなくなって、ホテルのロビーにある自動販売機で「なっちゃん」のオレンジを買って、一気のみしたのだが、その現場をなごみ系に見つかってしまった。「あっ、なっちゃん飲んでる! マア、今日は最終日だし。ごほうびですね」ということで、まけてくれた。

温泉から帰って、道場でしばらく休んでいると、新客が来た。お母さんと息子2人の家族3人連れである。お母さんは50代くらい、息子さんは20代後半と30代くらいかな。お母さんと長男は米国で仕事をしていて、一昨日日本に来たばかり。次男は日本で働いているそうだ。お母さんは私に挨拶するときに、三つ指を着いておじぎをした。礼儀正しい親子で、なんとなく品がある。彼らは一泊で、明日の朝にはもう帰る。ヨーガ経験が目当てだそうだ。

夕食は、湯葉が入った味噌汁と、きゅうりとひじきの和え物。体に染み通るようなおいしさ。ごちそうだな、と思って食べていると、さっき到着した3人家族の長男が「えっ! 夕飯って、これだけですか?」と言って、驚いていた。

ヨーガのレッスンでは、私が今日が最終日だったので、マリオネット先生が気を遣ってくれて、「中尾さん、5日間、よく頑張りましたね。お祈りも、経絡体操も、ヨーガも、瞑想も、オプションも毎日全部出ましたよね」とほめてくれた。私としては、「どうせ合宿に参加するなら、全部経験しないと損」という貧乏根性で参加していただけなのだが、やはりほめられるとうれしい。

5日間で自分の体が柔らかくなった実感はほとんどない。けれども、アーサナをどのようにすればよいかという方法だけは、だいたい暗記できたので、続きは自宅でもできそうだ。

ヨーガと瞑想との間に、ちょっと休憩時間がある。その間に、参加者はトイレに行ったり、しょうが湯を飲んだりする。私もしょうが湯を飲みに、男性宿舎に戻ると、また新客がいた。私くらいの年齢の男性1人が、部屋の中で荷物の整理をしていた。私を見て、「今から瞑想ですか?」と聞いてきた。「おや、この人は次、何があるかを知ってる。経験者だな」と思った。
「はい。そうです」
「じゃあ、私も行きます」
すごく体格のいい人で、剣道をやっているらしい。道場にはすでに何度か来ている。今回は5泊するそうだ。

瞑想後、宿舎で男性4人でしゃべっていると、チバさんが私のところにやってきた。
「中尾さん、私今晩、丹波に帰るんで、見送りできませんけど、どうもお世話になりました」と言って、頭を下げて挨拶された。チバさんは、丹波(兵庫県)で木工の仕事をやっている。この道場の仕事だけでは飯は食えないらしい。明日から丹波でしばらく仕事だそうだ。
「こちらこそお世話になりました。じゃあ、握手を。パワーをください」
そう言って、チバさんと握手した。

午後10時に就寝。4人で寝ると、うーん、合宿って感じだ。やはり、週末になると道場もにぎやかになるのかなあ。
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午前6時。朝のお祈り。あれ? なごみ系女子とお母さんがいない。どうしたのだろう。そう思っていると、お祈りが終わる頃に、お母さんが慌てて入ってきた。礼拝のあと、経絡体操と瞑想が続く。なごみ系はまだ来ない。

朝食。例によって、リンゴジュース一杯と小さいバナナ半分の食事。BOSSとお母さんと私の3人で食べる。朝食はいつも女性の研修生か、もしくはヨーガの先生のマリオネットさんが隣の台所から男性用宿泊部屋兼客人用食堂に運んでくれる。今日は研修生の女性が食膳を運んでくれたが、彼女が私の顔を見て、クスッと笑いながら「大丈夫ですかぁ?」と言った。合宿4日目で、私の顔がかなりヤツレテいるらしい。

女性たちは同じ部屋で寝泊まりしているので、お母さんになごみ系女子はどうしているのかと聞いた。「彼女、体の調子がよくないみたいで、横になってるわ。私、彼女を頼りにしていたの。朝のお祈りの時間も、彼女が起きないものだから、まだ大丈夫なんだと思っていたら、パッ目が覚めたら、もう6時を回っているじゃない。それで今日は遅刻しちゃったの」とお母さん。なごみ系女子、体調悪いんだ。

そう思ってたら、ぬっとなごみ系が、空になった食器を持って部屋に入ってきた。
「気持ち悪かったので、食べんとこ−と思ったんですけど、女性の方が私の部屋までジュースとバナナを持ってきてくれはったら、見たら食べたくなって、食べてしまいました。でも、今日のオプションは休むことにします。気分がまだ良くないし、ちょっと便秘気味やし」
なごみ系はそう言って、恥ずかしそうに笑った。

「そうか、便秘か。つらいよなー。その気持ち分かるよ。私もそうなんだ」と口には出さなかったが、彼女には大いに共感した。私もこの2日間、便秘である。ちょっと便意を催すと、すぐに便器に座るのだが、座ったとたん、便意がスッと消えてしまうのである。困ったものだ。

朝食が終了。お母さんは今日午前10時過ぎの電車で帰ってしまう。にぎやかな人がいなくなるのは寂しいことだ。それに、なごみ系は体調不良だし、BOSSはもう帰ってしまったし、今日のオプションは私1人になるのか。そもそも、客が1人でも、オプションは決行されるのだろうか。

午前11時。オプション出発時間。集合場所に行くと、お客が1人来ている。若い男性だ。細体・長身で、行者さんのような雰囲気がある。話を聞いてみると、東京でピラティスを教えているインストラクターだそうだ。何回かこの道場に来たことがあるらしい。「こやつ、できるな」って感じがした。今日のオプションのメンバーは、道場長、研修生の女性1人、マリオネットさん、行者さん、そして私の5名である。奥湯河原→天照山神社→白雲の滝というコースで、ついにあこがれの滝行を体験できそうだ。行者さんは、日帰りだそうで、滝行を希望して本日参加したとのこと。

行きの車の中で、マリオネットさんが「今日の夕食で、何か食べたいものはありますか?」と聞いてきた。今日はBOSSがいないので、私に聞いてくる。合宿の食事はだいたいマリオネットさんが作っているみたいなので、彼女に食事メニューの決定権があるようだ。半断食合宿なので、食べたいものと言っても、肉も魚もダメだし、油を使うものもダメである。となると、野菜中心になるのだが、なるべくおなかが膨れそうなものが食べたい。そこで「サツマイモが食べたいです」と言った。「サツマイモね、OK!」とマリオネットさん。

車で奥湯河原まで行き、そこからリュックを背負って、天照山神社を通り、白雲の滝に行く。みんなきちんと滝の水を浴びても大丈夫な格好をしてきている。私はまさか滝行とは思っていなかったので、ジャージーのズボンにTシャツという普通の格好だ。最初は、少しだけ滝の水を浴びながら、体を慣らす。それを4回ほど繰り返してから、今度は滝の下に入り、合掌しながらじっと直立するという手順だ。

道場長は水の落下が強い場所の下に入る。それよりも少し弱い場所にマリオネットさんと行者さんが入り、さらにそれよりも弱い場所に私と研修生が入った。合掌しながら、滝に打たれる。入っていたのは、15分か20分くらいだろうか。真夏でも、やはり体が冷たくなってくる。打たれて初めて分かったのだが、滝の水って断続的に落ちてくるんだ。私の場所は水が落ちてくるのが弱い場所なのだが、それでも時々強い水の塊がバシャッバシャッと頭に落ちてきて少々頭が痛い。それに、だんだんと体が冷えてきて苦痛になってくる。ようやくマリオネットさんが終了して、滝から離れたので、ほっとしたが、行者さんがまだやってる。じゃあ、私ももう少し。しばらくして行者さんも引き上げたので、私も引き上げた。道場長はさすがに、みんなが滝の下から引き上げてからも、しばらくは滝に打たれていた。

滝の下から引き上げても、体がかじかんで、なかなかタオルで体が拭けないし、着替えもスムーズにできない。だけど、着替えて、ほっと一息入れると、体がすごく気持ちよくなってきた。下山して、登る時に通過した天照山神社で昼食。何度も書いたけど、昼食はいつも通り、おにぎり1個としょうが湯。

このあとは例によって温泉に行く。今日は湯河原の光陽館。道場が割引チケットを持っているので、1名500円で入浴できた。湯船は狭く、露天風呂もないので、規定の休憩時間である1時間半はさすがにつぶせず、ロビーのソファでミネラルウォーターを飲みながら、ぼおーっとしていた。

今日は早めにオプションが終わったので、夕食もヨーガも瞑想も、すべて早めの開始となった。運ばれてきた夕食を見て、感動した。味噌汁の中にサツマイモが2切れ入っている。私の希望を本当に聞き入れてくれたのだ。嬉しい! 朝はぶっ倒れていた、なごみ系女子も元気になって、一緒に夕食に参加。「明日は一緒にオプションに参加しよう!」と誓い合った。  

男性部屋で久しぶりに男性と話した。行者さんは、私がピラティスに関心を示したので、鞄の中からiPadを取り出してきて、会社のWebサイトなどを開きながら、ピラティスとはどういうものかを丁寧に説明してくれた。さらに、将来は独立して、自分の事務所を持って、ピラティスを広めたいという夢を語ってくれた。いい人に巡り会えたものだ。行者さんは日帰りなので、夜遅くに帰った。

今日は繊維質のサツマイモを食べたので、明日の便通に期待したい。
午後10時に就寝。

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はじめて神殿での朝のお祈りに参加する。午前6時から始まるので、その10分前に女性宿舎の2階にある神殿に行こうと思った。宿舎の扉を開こうとしたが、閉まっている。ちょっと早すぎたのかと思って、5分くらい待ってから、もう一度開けようとしたが、やはり閉まっている。あれ? 変だなと思って、扉の前でオタオタしていると、建物の中からBOSSが開けてくれた。閉まっているのではなく、扉が思い切り重いのだ。明日は思い切り力を入れて開けてみよう、BOSSのように。

2階の神殿に上がると、研修生の女性が、参加者にお祈りや般若心経の言葉が書かれた文面のペーパー、それに殿様の枕のようなものを渡してくれた。30分くらい畳の上に座るので、正座が苦手な人はこの枕のようなものをおしりの下に敷くのだ。もちろん、私はこれを使わせてもらった。今日は道場長が不在なので、チバさんがお祓いとか説教とかをやってくれた。

このあと、少しの休憩を挟んで、すぐに体操室で経絡体操が始まる。経絡体操もチバさんが主担当。時間は40分ほど。前半はアーサナで、後半は木の道具を使って体のツボを押したり、マッサージしたりする。この道具でツボを押さえると、実に痛気持ちいい。チバさんは木工職人なので、この道具もチバさんが作ったのだそうだ。

経絡体操が終わると、また神殿に戻り、そこで25分ほど瞑想する。私は例によって、体が硬いので蓮華座を組んで座れない。よって、おしりと左右の膝の下に座布団を敷いて
補助しながら組む。まさに、座布団が蓮華のように私を取り囲んでいる状態。朝の瞑想は、夜の瞑想と違って、半分寝ぼけているので、それほどじっとしているのが苦痛ではなかった。

瞑想が終わって、ようやく朝食。
女性3人と男性は私1人の4人で食事。朝食といっても、リンゴジュースと小さいバナナ半分だけだ。3日目になると、もうガツガツ食べなくなる。というか、元気がなくなってきて、ゆっくりとしか食べれなくなる。お母さんは、今日のオプションはパスするそうだ。ゆっくり休憩したいとのこと。

午前11時。オプションのハイキングに出発。早朝降っていた雨は運良くやんでくれた。今日は熱海から湯河原まで歩く5キロコース。メンバーは、運転手兼ナビゲーターのチバさん、BOSS、なごみ系女子、それに私の4名。最初に車で熱海の足湯(無料)に連れて行ってくれた。眺めのいい高台にある、4人くらいしか足をつけることができない狭い足湯だった。チバさんが「どうぞ」と言うので、私は早速、足をつけてみた。しかし、後に誰も続かない。BOSSは「私は、いい」と拒否。チバさんは全然入る気がない。私だけが足をつけて立っており、他の3人はただぼおーっと足湯のそばに立っている。なんかバカみたいな光景になってきたが、ようやくなごみ系が「私も入ろっと」と言って、足をつけてくれた。これでなんとか場がおさまった感じ。

足湯のあとは、車道を歩くハイキングだ。BOSSが先頭で、そのあとになごみ系、私という順番で、一列になって湯河原までテクテクと歩き始めた。BOSSは相変わらずハイスピードで歩き、なごみ系と私はマイペースでゆっくり歩く。車道のコンクリートをずっと歩き続けるので、足が疲れる。特に、下り道はつらい。チバさんは、私たちの少し前を車で走り、しばらくして私たちが追いつくまで車を道の横に止めて待ってくれる。私たちが追いつくと、また先に車を走らせる。マラソンの先導車のような役割だ。

車道なので、昼食をとる場所がない。なので、車の中で昼食をとった。昼食といっても、例のごとく、玄米おにぎり1個としょうが湯である。車の中で、チバさんと話すと、若い頃は重量挙げの選手だったそうだ。BOSSのほうは、水泳やったり、スキーをやったり、いろんなスポーツをこなすそうだ。二人とも「どうりで」という感じである。

湯河原の住宅街まで降りてくると、ここでハイキング終了。車で温泉へ。今日は、ときどき降ってきた雨と汗とで体が濡れているので、温泉が待ち遠しかった。本日は湯河原の「こごめの湯」。露天風呂付きだ。入浴料は税込みで1,000円。温泉から帰って、道場に戻ると、体はもうクタクタ。ちょっと眠った。

午後6時に夕食。今日はなんと、カボチャが入った味噌汁と、豆腐とブロッコリーが入った野菜サラダ。なんと豪勢なことか! みんなで「今日は、いいよねー」と言い合った。

その日、単独行動に出たお母さんの話をみんなで聞く。お母さんは、昼食のおにぎりを食べてから、50分ほどかけて近場のヒルトンホテルまで歩き、そこでゆっくりと温泉を堪能したそうだ。時間をつぶすために、昨日私がやった方法、つまり温泉に入り、暖まったら冷たいシャワーを浴び、また温泉に入る、というやり方を繰り返したらしい。ホテルでこっそりと何か食べようと思ったが、昼間は客がいないせいか、ホテルなのに食事はできなかったという。帰りは、道場の人に迎えにきてもらって、車で帰ってきたそうだ。う〜ん、1人旅もおもしろそう。

7時からヨーガ体操と瞑想。ヨーガ体操は、毎日少しずつメニューが違うことに気づいた。毎回新しいアーサナを教えてくれる。

BOSSは明日の朝一番で自分の車で帰り、昼からもう仕事に出るのだそうだ。さすが、BOSS、パワーが違う。お世話になりました。


3日目になると、だんだん疲労が蓄積してくる。また、便秘気味である。あと、2日か。頑張ろう。
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夜中の2時半頃、道場長が起こしに来てくれた。隣で寝ていたはずの香川さんは、もういなかった。短い間でしたが、お世話になりました。

準備を整えて、3時過ぎには車に乗り込む。メンバーは運転手をつとめる道場長と私とBOSSの3人。朝日を浴びて赤く輝く富士山(いわゆる赤富士)を目指す。

道場長は携帯で赤富士スポットに据えてあるウェブカメラのサイトにアクセス。画面を見ると、雲もなく晴れており、富士山登頂を目指す登山者のライトも見えるという。「うん、晴れてる。大丈夫だ」道場長はそう言って、うなづき、車のエンジンをかけて、出発。

くねくねした山道を走っていくうちに、だんだんと雲が出てきた。「あれー、おかしいな」そう言いながら、道場長は何度も車を途中で止めて、ウェブカメラをチェック。途中で、ウェブカメラでも、富士山が見えなくなった。

「どうしますか? あきらめて、引き返すか、それとも富士山が見えるところまで行ってしまうか?」
と道場長は例によってBOSSに問いかける。
「見たーい! せっかく来たんだし」
「じゃあ、もうちょっと走ってみますか」
と2人で事は決まり、道場長は車をさらに遠くまで走らせた。

とうとう富士山の湧き水が出る池で有名な忍野八海まで来たが、こんなところまで来ても、曇っていて富士山は見えない! あきらめて引き返すことに。帰りの道路の両側には、ファナックの忍野工場(ロボットやNC装置の製造工場)のイエロー一色の建物が続く。イエローは、ファナックのコーポレートカラー。建物から、会社のパンフレットから、社員の制服まで、すべてイエロー。緑の林の中に、このイエローは不調和きわまりない。イエローはゴッホの永久欠番色。凡人が使うと失敗するのに。

富士山が見れなかったので、道場長は気を遣ってくれて、帰りに芦ノ湖の湖畔にある箱根神社と箱根関所に寄ってくれた。道場長は車の中で待っていて、私とBOSSで神社でお参りをしたり、関所を見学したりした。箱根神社の杉並木は巨木で壮大だった。早朝だったので、人影なく、静寂そのもの。おみくじを引く。私は大吉。BOSSは小吉だった。

「小吉って、いいんですか? それとも良くないんですか?」
「比較的良いほうです」
神社からの帰り道に、おみくじがいっぱい結びつけてある場所があった。
「引いたおみくじは、ここに結びつけて帰るんですか?」
「悪い場合は、結ぶ人が多いと思います」
「そうですか。じゃあ、一応、結んでおこうかな」
そう言って、BOSSは自分のおみくじを結んだ。
我が道をゆくって感じ?

帰り道は高速道路をぶっ飛ばして帰った。道場に着いて、しばらくすると子どもの声が聞こえた。道場長のお子さんたち(たぶん)がランドセルを背負って、車に乗り込んだ。これから小学校まで車で送っていくんだな、きっと。今日は、早朝の礼拝・経絡(けいらく)体操・瞑想はスキップ。朝食は、リンゴジュース(ミキサーで作ったドロドロジュース)一杯と小さいバナナ半分。午前11時からのオプションスタートまで休憩をとる。

11時に車の前に行くと、私とBOSSのほか、新客が2人増えていた、今日来たばかりの若い女性(心なごむ関西弁をしゃべる女子)と年配の女性(チバさんが「お母さん」と呼んでいた)だ。お母さんは近場の人だが、なごみ系女子はなんと大阪からの参加で、しかも私同様5泊するという。

本日のナビゲーターは、私を根府川駅から道場まで車で送ってくれた筋肉マンのチバさんである。今日のオプションは、芦ノ湖半周コース。天気はカンカン照りだが、湖畔を歩くこのハイキングコースはほとんど木陰になっている。チバさんはスタート時点まで私たちを車で運んでくれ、それから到着地点まで車を移動させ、そこから歩き始めるという。つまり、コースの中間地点で私たちとチバさんは合流するわけだ。

先頭はBOSSがハイスピードで歩き、そのあとを私が追う。なごみ系女子とお母さんはそれぞれマイペースで歩く。中間地点でチバさんと合流し、さらにしばらく歩くと広々とした空き地に出たので、そこで昼食休憩。昼飯は、例によって、おにぎり1個と暖かいしょうが湯である。私も2日目なので、今度はゆっくりとおにぎりを食べる。なごみ系女子とお母さんを見ると、やっぱりすぐにペロッと食べてしまっている。ムフフフ。

昼食後、歩き始めてしばらくすると、お母さんの靴底のゴムが半分はがれて、ブラブラしている。
「どうしましょうかねー、はがしてしまったほうがいいですかねー」
お母さんは、先頭を歩くチバさんに問いかける。
「はがしたほうがいいでしょう。ひっかけると、あぶないし」
私はお母さんのすぐ後を歩いていたので、そのブラブラしているゴムをベリッとはがしてあげた。
数十分ほど歩くと、今度はもう片方の靴底のゴムもブラブラし始めた。
「アラアラ、こんどはこっちも」
今度は私がすかさず「はがしてあげましょう」と言って、そのブラブラをはがしてあげた。

そう言えば、ヨーガ道場.COMの注意書きに「靴の裏のソールが剥がれるトラブルが必ず年に数回あります。製造後3〜5年以上経過した靴はご注意ください!」と書いてあった。まさにマニュアル通りのトラブルだった。

ハイキングが終わると、お約束の温泉へ。今日は箱根の「ロッジ富士見苑」である。入浴料金は税込みで550円。昨日に比べ、値段は安くていいのだが、露天風呂がない。露天風呂がないと、なかなか1時間半という規定の休憩時間をつぶすのはむずかしい。かといって、温泉に長時間つかるわけにもいかない。そこで、温泉につかっては冷たいシャワーを浴びる、ということを繰り返した。1時間20分ほどして、ホテルのロビーに行くと、すでに女性3人はソファーでくつろいでいた。お母さんは私を見て、「よくそんなに時間がつぶせますねー」と驚いていた。

その日の夕食は、味噌汁と野菜サラダ。サラダには、ほんの数滴、ドレッシングがかかっている。BOSSは私を見ながら、「食べるのが、だいぶゆっくりになりましたね」と少し評価した。

お母さんはにぎやかだ。「ごはんは、何回くらい噛んで食べればいいのでしょうか? 決まっているのでしょうか?」とか、「私はもう明日のオプションはダメ。もうダメです。遠慮しておきます。この近くにヒルトンホテルがあるって言うじゃないですか。私、そこでコーヒーが飲みたいわ!」とか言って、みんなを笑わせていた。

午後7時からヨーガ。ヨーガ初めてのお母さんが、隣だった。ときどきポーズが分からなくなって、私のほうをチラチラ見る。見てはいけない。私は体が硬いので、ポーズの途中までしか行ってないから、参照してはならぬ。

午後10時就寝。大部屋に一人、ぜいたくに寝る。帰るまでずっと一人だろうか。それはそれで、気楽でいいのだが......
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午前10時、JR根府川駅に到着。10分ほどして、ワゴン車が駅に着き、若い女性1人と体格の良い白髪の男性(「あひるの空」に出てくるチバさんを老人にしたような迫力である)が降りてきた。二人は握手し合って別れ、女性は東京行きの電車に乗った。「8割以上の方がお一人で参加され、比較的女性の方が多いです」と「ヨーガ断食.COM」のサイトに書いてあったことを思い出した。女性を見送ったあと、チバさんは私のほうを見て、「根府川ヨーガ道場です」と言った。

駅から車で8分程度で道場に到着。男性用宿舎に案内された。先客が1人。すごく人なつっこい笑顔をされる方で、話してみると私より1つ上の56歳だという(悪役ではなく、いい人役で出た時の香川照之がメガネをかけた時の顔によく似ている)。香川さんは、9日間の参加で、今日はその最終日。明日は夜中に出発して自家用車で帰るそうだ。初日から今日まで、男性はずっと自分1人だったという。男はあんまりこんな場所には来ないんだ。

いい人が相部屋で助かった。ふとんは自分でシーツをかけること、夜中は涼しいので掛け布団をそばに置いて寝ること、食べ物はゆっくり食べること、神殿に入ったら口はきかないことなど、いろいろ教えてくれた。香川さんは、9日間もここにいたからこんな温厚で笑顔が絶えない人物になったのか、それとも元々人間のできた人なのか。私は5泊の予定だが、私も最終日には香川さんみたいな人間になれるのだろうか。

チバさんがいきなり男性宿舎に入ってきたので、ビビる。今後のスケジュールや設備について説明してくれた。最後に「中尾さんは、オプションに参加しますか?」と聞いてきたので、「はい!」と答えた。

午前11時。オプションに参加する人の集合時刻だ。香川さんは「今日は疲れたので休みます」と言った。うーん、疲れた顔が正岡子規のようだ。参加したのは、私と若い女性の2人。彼女は、昨日から合宿に参加しているという。私とすれ違いで1人帰ったので、今は女性客は1人だそうだ。道場側からは、道場長(繁本俊哉さん)と若い研修生らしき女性1人が参加。道場長が運転する車で十国峠の登り口まで行く。

車に乗り込むと、大音量でインスツルメンタルの音楽が流れる。そういえば、道場長は若い頃(現在、たぶん道場長は40代前半)、ミュージシャンを目指していたんだよね。途中、コンビニに寄り、我々客人は飲料水を、研修生はバナナを調達。研修生が車の中でバナナを配ったので、みんなで1本ずつ食べる。

登り口からは、徒歩でハイキングコースを歩く。最初にトレッキングポール(スキーのストックのようなもの)を2本ずつ道場長が配る。このポールを両手で交互に動かしながら、地面を突いて登るのである。慣れると、リズムがとれて、なかなか快適だ。数十分おきくらいに休みをとりながら登ってくれるので、私も楽に登れた。昨日から合宿に参加している若い女性は、この山行を難なくこなしている。健脚かつスリムで、言葉の歯切れもよく、動作もテキパキ。BOSS役を演じる天野祐希をヨーガ的に少しマイルドにした雰囲気を持つ女性。

途中、神社があったので、みんなでお参りをする。賽銭を入れ、2礼、2拍、1礼。オプションでコース上に神社があれば、必ずお参りするらしい。

十国峠の展望台に着くと、そこで昼食休憩。支給されたのは、玄米おにぎり1個と暖かいしょうが湯。ペロっと食べてしまう。「ここの味噌田楽は、食べてもいいよ」と道場長が研修生に言った。研修生はすぐにお店で味噌田楽を買ってきて、道場長と一緒に食べ始めた。するとそれを見て、BOSSも同じものを買って食べ始めた。私はせっかく断食に来たのだからと思って、我慢する。展望台からは、あいにく雲が多くて富士山は見えなかった。

帰りは下りなので楽勝。麓まで降りて、車に乗ると、今度は温泉へ。奥湯河原の大滝ホテルに連れて行ってくれた。出発前に温泉に行くことは分かっていたので、タオルや着替えはリュックにすでに入っている。汗で体も服もびっしょりなので、温泉はありがたい。

「じゃあ、1時間半後に迎えに来ますので」と道場長はBOSSに伝言して、研修生と一緒に車でどこかへ行ってしまった。私とBOSSは、ホテルのフロントで日帰り入浴券(1,000円)を買い、「じゃあ、1時間半後にロビーで」と言い合って、それぞれ浴場へ。露天風呂もあり、湯当たりもいい温泉だった。

温泉で肌はスベスベ状態。実にいい気分だし、帰りはクーラーの効いた車だし、言うことなし。車で道場に戻ると、香川さんが、ニコニコしながら部屋で迎えてくれ、「いやあ、元気そうですね。初日の山登りなのにたいしたもんです」とほめてくれた。ほんと、いい人だなあ。

早速、私たちがオプションに出かけている間、香川さんはいったい何をしていたのかを聞いた。この道場では、毎日オプションを用意しているが、参加する・しないは本人の自由。また、フリータイム中でも、根府川駅までの車での送り迎えは、道場側に頼めば対応してくれる。香川さんは、今日は熱海に行ったそうだ。

「熱海で昼食にソバを食べたのですが、出汁が辛くてたまりませんでした」
「へえー、そんなに濃い出汁だったのですか?」
私がそう言うと、隣にいるBOSSが、手を軽く振って、いやいや違うのだよ、という仕草をした。
「やっぱり、9日間もずっとここで薄味の食事をしているから、体がそうなっちゃったんだ」
とBOSS。ああ、そういうことか。

午後6時。待望の夕食。根府川ヨーガ道場は、私たちのような客人に対しては、完全断食ではなく、半断食で対応している。量もカロリーも少ないが、1日3食(3食分で合計700kcal程度にしているそうだ)出る。今日の夕食は、味噌汁と小鉢の野菜サラダ。汗をいっぱいかいたので、味噌汁がうまい。食事は男性も女性も男性宿舎で取る。男性宿舎の中にダイニングルームがあるからだろう。

私と香川さんとBOSSの3人で食事をとった。道場側のスタッフは、隣のダイニングで食事を取っているようだ。私がペロッとすぐに食べてしまうと、「あっ、もう食べちゃいましたね」と香川さんから注意された。二人を見ると、まだ半分くらいしか食べていない。そうだ、ゆっくり食べなくちゃ。忘れてた。

午後7時からは、体操室でヨーガ。ヨーガはまったく始めてだった。私と香川さんが定刻に体操室に入ると、すでにBOSSや研修の女性たちがいて、ヨーガの先生とにこやかにしゃべり合っていた。先生は、手も、足も、髪の毛も長い女性で、もちろん体が柔らかいので、肢体が糸を緩めたときの操り人形のように、前にも後ろにも左右にも、ペタン、ペタン、ペタンと床につく。おお、マリオネット!

マリオネットさんは香川さんのほうを見て、「今日で何日目ですか?」と聞いた。
「今日で9日目です。明日の夜中に出発します」
「そうですか。でも、顔が随分すっきりしましたね。それにだいぶ痩せられたし」
「6キロ痩せました」
香川さんがそう答えると、「ロ、ロッキロ!」と女性たちから感嘆の声が上がった。

6キロ程度で驚いちゃあ、いけないよ、娘さんたち。香川照之はNHKスペシャルドラマ『坂の上の雲』の正岡子規役を演じるため15キロの減量を行ったのだからね。

マリオネットさんは、基本的なやさしいアーサナを中心に教えてくれた。本日の
生徒は6名。その中には研修生の女性2名と道場長も含まれている。

道場長も男性なので、股関節はマリオネットさんほど柔らかくない。なので、マリオネットさんが指導の途中で「男性はやっぱり股関節が硬いですね。道場長も無理だったら、そこでやめておいてください」と注意したりする。すると、道場長も「道場長、道場長って言わないでくれる。『道場長なのにできないなんて、おかしい』って思われるでしょ。だから、『繁本さん』って呼んでくれる。繁本さんなら、できなくてもおかしくないから」と言い返す。マリオネットさんも笑いながら、「わかりました。繁本さん」と言う。なかなか家族的雰囲気。いいなあ。

アーサナが終わると、短い休憩を挟んで、20分程度の瞑想。瞑想は、ひどく苦痛だった。とにかくじっと坐っているのが、たまらなく苦しい。足はきちんと組めなくても勘弁してくれるし、おしりや膝の下に座布団を入れてもOK。なので、足は痛くならないのだが、じっとしているのがつらい。瞑想が終わると、神殿の建物がある方角を向いて、2礼、2拍、1礼して終了。

ヨーガが終わると、建物から庭に出たところで、みんなでガヤガヤとしゃべる。マリオネットさんは明るく、おしゃべり好きだ。近々、アジア諸国を回ってヨーガを教えるそうだ。するとマリオネットさん不在の間は、誰がヨーガを教えるのだろう。道場長かな、それともヨーガ断食.COMで講師として紹介されている繁本明美さんかな。

空を見上げると、星がたくさん出ている。道場長が「この分だと、明日は晴れるな。赤富士、見に行きますか」とBOSSに言うと、BOSSが「行きた〜い! 中尾さんも行かれますか?」と呼応し、私も「行きます!」と返事をして、決行が決まった。明日は午前3時過ぎには出発することに。車で、朝日を浴びて赤く染まる富士山を見に行く。
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20110701okumura.jpg2011年7月1日午後、アイソスは「QMS二者監査セミナー」(講師:奥村朋子氏(写真左)、アシスタント講師:日吉信晴氏)を開催。参加者は24名で、4人ずつ6つのテーブルに分かれて受講。講師からミニ講義を聞いたあと、テーマごとにグループ討議を行い、グループの代表者(持ち回り)が討議内容をまとめて発表する。このサイクルを繰り返し、最後には、「二者監査チェックリスト」を参加者自身で作成してもらい、それについて講師がコメントするという流れだ。半日コースなので、かなり密度が濃い内容だったが、アンケート調査結果によれば、参加者のほとんどから「期待通りだった」という好評価を得た。

参加者24名の中で、二者監査経験者は14名、内部監査経験者は17名、その両方の経験者は11名だった。部門で言えば、品質保証関係者が約7割を占めている。二者監査員はもとより、内部監査員などを含めた品質保証関係者の「二者監査の質向上」に対する研修ニーズは確実にあると思われる。

20110701hiyoshi.jpg実際、研修機関が開催する審査員コースや2日間以上の内部監査員コースには、二者監査経験のある品質保証関係者がかなり出席していて、二者監査に関する質問も研修中に出ていることが確認されている。二者監査員向けのコースがないので、「仕方なく」こういったコースに参加している方もいることだろう。写真右:QMS二者監査セミナーの実習風景、写真右端はアシスタント講師:日吉信晴氏)

内部監査員コースや審査員コースで、数多くのクライアントを持っている研修機関は、「二者監査員コース」の定期的な開催を本気で考えてみてもよいのではないか。
(写真下:セミナー実習風景)

20110701zennkei.jpg

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6月10日の本ブログに掲載した門岡さんの出題の解答は下記のとおりです。

前回の解答は、2「管理者Bは、事務員Aが届出様式の変更を知っていることを確認しなかった」です。

1「事務員Aは、届出様式の変更を知らなかった」を否定する是正処置は、事務員に様式の変更を知らせるだけで、事務員が変更を知らなかった原因を潰せません。3「ウタカタ行政書士事務所は、情報共有の重要性に対する認識に欠けていた」の是正処置は「ウタカタ事務所は情報共有の重要性に対する認識を持たせる」と抽象的で不明確で、効果も望めないことでしょう。

(7月10日発行のアイソス8月号に掲載)
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