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2011年6月アーカイブ

アイソス8月号の特集記事で、SDS(化学物質や混合物に関する製品安全データシート)に関する座談会の模様が掲載されている。この中でデータシートにまつわる問題点として、下記の内容が紹介されていた。

例えば、もともと化学物質を扱っている会社ではなく、中小規模の加工業や商社などのように、会社に化学物質の知識を持った担当者がいない場合、会社側が化学物質管理をISO事務局に全部押し付けたりすることがある。

顧客である完成品メーカーが、材料供給メーカーに対して、化学物質に関する情報提供を求めても、秘密成分保持のために情報開示をしない場合がある。

前者は内部コミュニケーション、後者は外部コミュニケーションの問題と言える。座談会の結びの中で、ある方が「EMSでは、化学物質管理は重要な環境管理項目だが、QMSでも、購買先の管理の中で、化学物質への対応が含まれる。その際、顧客側は、情報を全部開示しなくても、きちんとコミュニケーションをとってくれる会社を購買先に選ぶようになるだろう」と述べていたことが印象的だった。
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「国際競争力のある認証機関の育成に向けた、国内機関の戦略的連携・統合等を検討」

2009年2月27日に経済産業省・基準認証ユニットが発表した「今後の基準認証政策のあり方」の中に記された政策の1つである。具体的には「年度内(2009年)を目途に国内認証機関の戦略的連携・統合等を促すための共同事業を立案」としているが、その後、そのような共同事業は表立っては行われなかったようなので、このプランは後日ボツになったのだろう。実際、この後に実施された認証機関の統合は、今年3月に行われたインターテックによるムーディー・インターナショナルの買収くらいだが、この2機関は「国産」ではないので、経産省の政策とは無関係だ。

2008年7月に経産省は、認証制度に対する信頼性向上のために「ガイドライン」を策定し、これに対して、日本適合性認定協会(JAB)、日本情報処理開発協会(JIPDEC)、日本マネジメントシステム認証機関協議会(JACB)を主メンバーとするMS信頼性ガイドライン対応委員会がアクションプランを検討し始めたが、ちょうどこの頃、経産省はもう1つの政策を考えていた。それは、「国際的には認証はビジネス」と捉え、日本の認証機関の国際競争力をもっと高めるためのアクションである。つまり、当時の経産省の政策は「認証制度の信頼性向上」と「国際競争力ある認証ビジネスの展開」の二本立てだったのだ。

後者の政策は、企業が国際ビジネスで生き残るためにM&Aを繰り返してスケールアップをはかるように、認証機関も統合して世界戦で勝ち残りなさい、ということだろう。なので、このプレゼン資料には、下記のような認証機関の年間収入の比較図が掲載されていた。


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アイソス8月号に掲載される「フードセーフティとサプライチェーン マクドナルド基準とサプライチェーンの品質・安全管理」は、おすすめの一稿だ。特にグローバルとローカルで展開される7種類の外部監査プログラムの紹介は必読。この中で日本マクドナルドの品質管理担当者は次のように述べている。

「重要なのは、現場の状態そのもの監査することではなくて、そこでPDCAがきちんと機能しているかどうかを監査することである。でなければ、1年に1回の監査なので、365分の1をみているわけで、その日みたことがたまたま良ければOKになってしまう。そういうことにならないためにも、監査員にはコミュニケーション力と洞察力が必要な資格要件である」

では、PDCAがきちんと機能しているかどうかをどのように監査するのか? というのがポイントになるわけだが、あなたならどう答える?
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ISO 50001発行記念会議の概要

ISOは、ISO 50001(エネルギーマネジメントシステム)の発行に関する報告会議を、6月17日にスイスのジュネーブ国際会議センター(CICG)で開催、その内容をISOのウェブサイトに6月21日付で掲載した。

ISO 50001は、従来のマネジメントシステム規格の作成作業と違って、関連分野の規格や手引の作成を一切行わず、仕様書一本のみを審議し、その分、審議開始から発行までわずか3年半というハイスピードで開発された緊急課題的規格である。それだけに発行時のISOの情報提供も充実している。今回のカンファレンスもプレスリリースを出したほか、スピーカーたちのパワーポイント資料やYouTubeによるプレゼン風景などもアップされている。

以下は、カンファレンスの概要を伝えたプレスリリースの小生の粗訳である。


ISO 50001(エネルギーマネジメント)着手イベント

財政的なプラス効果を伴うエネルギー効率の実質的な改善が、この新しいISO 50001というエネルギーマネジメント規格を検証するためにパイロットプログラムに参加した大企業及び中小企業の両方によって経験されました。

こうした成果は、この新規格のISOでの発行にちなんで、スイスのジュネーブ国際会議センター(CICG)で2011年6月17日に報告されました。

このイベントに参加するため世界から集まった200人近い聴衆に対して、ISO事務局長であるロブ・スティールは次のように発言しました。
「エネルギーは、もはや技術的な問題ではなく、最終結果に影響を与えるマネジメントの問題であり、この問題に取り組むべき時は今なのです」

このイベントには、規格開発に参加した45カ国約100人の中から、3人の方によるプレゼンテーションが含まれています。

ヒューレット・パッカード(米国)で、グローバルエネルギーと持続可能性サービスの担当ディレクターであるケン・ハミルトンは、ISO 50001のことを、企業がエネルギーマネジメントと事業実施を統合するのを助ける「非常に実践的な規格」と表現しています。この規格は、ヒューレット・パッカードのような多国籍企業に対して、グローバルなサプライチェーンを通じて、エネルギーコストを下げ、エネルギー使用の効率性を高めることになるでしょう。

ハミルトン氏は、米国のエネルギー省と高効率エネルギー生産に関する委員会によって後援されている優れたエネルギーパフォーマンスプログラムの一部から、2つのパイロット事業の成果を引用しました。

彼は2つのプラントによる経験を紹介しました。1つは、大手企業であるダウ・ケミカルズが所有するプラントです。そのプラントでは2年間でエネルギー使用を17.9%抑えました。また同時に、 ISO 50001の原則は、36人の従業員を雇っているテキサス州・ヒューストンのもう1つのプラントであるCCPの経験でも見られるように、中小企業でも成功裏に実施されています。ここでは2年間で、資産投資なしで、年間25万USドルの価値に相当する14.9%の省エネを達成しています。

ブラジルのインターナショナル・カッパー・アソシエイション/MDJのディレクターであるアルベルト・J・フォッサは、中国、米国、ブラジル、英国で開催された規格開発の会合を通じて、ISO 50001が国際的な専門知識として洗練されたことを強調しました。

これらの会合では、一方で、技術効率のエキスパートによって一般的な知識が作成されるとともに、他方では、マネジメントのエキスパートによって、組織のエネルギーパフォーマンスの継続的改善を達成するためにすべてのタイプの組織を支援する規格が作成されました。

UNIDO(国連工業開発機構)の産業エネルギー効率部門のマルコ・マティーニは、将来のエネルギー需要の予測は、発展途上国での相当な増加を強調しており、そのため、新興経済における組織のためのISO 50001の重要性と関連性に注目していると述べました。

ISOにおけるマーケティング、コミュニケーション及び情報担当のディレクターであるニコラス・フリーリーの司会によるこの記念イベントでは、「ISOとエネルギーマネジメント」に関する短いビデオの初公開映像を見せました。このビデオは、利用可能な状態にして、ISOのウェブサイトのマルチメディアニュースのプレスリリースの欄に載っています。その欄には、スピーカーのビデオインタビューと彼らのプレゼンテーションビデオ及びパワーポイントスライド、新しいISOの小冊子「ISO 50001でエネルギーマネジメントへの挑戦に勝つ」(PDF)、さらにISO関連資料へのリンクが掲載されています。
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いやなお客の親切よりも
好いたお方の無理がよい


(都々逸から)

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密室の旅芸人さんへ

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アンドン

夜遅く母さんが2階の和室で
電気をつけて洗濯物をたたんでおりますと
必ず子どもたちが1階から上がってきて
母さんに話しかけてきます。
「おなかすいた。夜食なんてどお?」
「シャンプーの入替用の袋はどこ?」
「母さんの好きな番組が始まるよ」
なんだかんだ言いながら
母さんを1階にひっぱっていきます。
家には子どもが3人もいるので
つきあっていると洗濯物が片付きません。

そこで母さんは洗濯物をたたむ時は
室内灯の紐を引っ張って
赤い豆球だけにしました。
子どもはたいてい1階にいるので
吹き抜けの廊下から2階を眺め
暗かったら上がってくるのをはばかるだろう
.......ということなのでしょうか。

実際、この赤い豆球は効果がありました。
薄暗い中での作業は眠気を誘うようです。
2階に上がっても母さんが寝ているので
子どもは2階に上がらなくなりました。
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ISO 50001本日発行

エネルギーマネジメントシステムの国際規格であるISO 50001が本日発行された。ISOは発行に際し、下記のようなアナウンス(原文英語、中尾による粗訳)を行っている。
また、ISO 50001のエッセンスをまとめた16ページの美しいPDFが発行されている。それは、こちら


ISOはISO 50001(エネルギーマネジメント規格)を発行します
(2011年6月8日付ISOニュース)

国際社会が最も重要な課題の1つであるエネルギーに直面する中、6月15日付のISO 50001(エネルギーマネジメントシステム規格)の発行は待望されていました。なぜなら、この規格は、世界のエネルギー使用の約60%に積極的な影響力を与えることができると予想されているからです。

ISO 50001は、エネルギー効率を高め、コストを削減し、エネルギーパフォーマンスを向上させるために、公衆及び民間部門の組織に経営戦略を提供するでしょう。

本規格は、6月15日にISOのウェブサイト(www.iso.org)で利用できるようになります。さらに、ISOは、ジュネーブ国際会議センター(CICG)において6月17日に本規格に関する会議を行います。下記のようなテーマでのプレゼンテーションが予定されています。

・ISO規格という一般的な枠組みの中で、ISO 50001は世界的な問題の解決にどのように貢献できるか。
・ISO 50001の詳説とその便益。
・この規格は、誰が関与し、どのように開発され、どのように課題を克服したか。
・発展途上国のためにISO 50001ができること。

ISO事務局長のロブ・スティールは次のようにコメントしています。
「組織の活動が何であれ、エネルギーは、組織運営に重要であり、組織に対する主要なコストです。我々は、原料から再生までに至るビジネスのサプライチェーンを通じて、エネルギー使用を考慮するという考えに至りました。個々の組織は、エネルギーコスト、政府の政策、あるいは世界経済を制御できませんが、今ここで、エネルギーマネジメントの方法を改善することはできます。改善されたエネルギーパフォーマンスは、エネルギー源とエネルギー関連資産の使用を最大にし、その結果、エネルギーコストとエネルギー消費の両方を抑え、組織に速やかに便益を提供できます。また、組織は、エネルギー資源の減少を抑え、地球温暖化などのようなエネルギー使用の世界的な影響を緩和することに、積極的な貢献をするでしょう」

ISO 50001は、組織のマネジメントの実施にエネルギーパフォーマンスを組み込むための合意された枠組みを、組織に提供することを意図しています。多国籍企業は、改善を特定し実行するための論理的かつ一貫した手法で組織横断的に実施すべく、規格と整合をとり、エネルギーマネジメントに関してアクセスを一本化するでしょう。規格は以下の点を達成することを意図しています。

・現存するエネルギー消費資産を、組織がより良い方法で使うことを支援すること。
・透明性を確立し、エネルギー資源に関するコミュニケーションを促進すること。
・エネルギーマネジメントの最も優れた実践を促進し、良いエネルギーマネジメント活動を強化すること。
・施設面で、新しいエネルギー効率化技術の実現を評価し、最優先することを支援すること。
・サプライチェーンを通じて、エネルギー効率化を促進するための枠組みを提供すること。
・温室効果ガス排出削減プロジェクトのために、エネルギーマネジメントの改善を促進すること。
・環境マネジメントシステムや労働安全衛生マネジメントシステムのような、他のマネジメントシステムとの統合を許容すること。

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このブログでは、アイソスの連載記事「門岡 淳の『不適合を生かす!』 なぜなぜ分析を一緒にやってみよう」に掲載された問題と解答を随時紹介しています。先に問題を掲載し、そのあとで解答を掲載するという形をとっていて、問題掲載時には、「下記の問題に対して、読者の方で『解答してもイイとお考えの方は、ぜひこのブログでコメントを入れてください」と言っているのですが、まだコメント実績がないのです(寂泣)。

とはいえ、「門岡淳」や「なぜなぜ分析」をキーワードにして、このブログにアクセスしてくる方がかなりいますので、読んでいる方は結構います。これは、仕掛けが悪いのかもしれない。

そこで、このブログに掲載された問題と解答が一気に検索できる目次を作成しました。タイトルをクリックすれば、掲載ページにジャンプします。ご覧になっていただき、最新問題に関心があれば、ぜひ解答してみてください。すでに解答が出ている過去の問題でも、ご意見やご質問があれば、ぜひお寄せください。


アイソス連載記事(2011年4月号〜9月号)
「門岡 淳の『不適合を生かす!』 なぜなぜ分析を一緒にやってみよう」
問題・解答集
( 第6回は最終回なので、問題・解答はありません)

第1回 なぜなぜ分析は事実を明らかにして 「問題」
第1回 なぜなぜ分析は事実を明らかにして 「解答」
第2回 なぜなぜ分析の進め方 「問題」
第2回 なぜなぜ分析の進め方 「解答」
第3回 原因は足りてる? 過ぎてない? 「問題」
第3回 原因は足りてる? 過ぎてない? 「解答」
第4回 分析は足りて過ぎず 「問題」 解答募集中です!
第4回 分析は足りて過ぎず 「解答」(7月1日掲載予定)
第5回 是正処置を選ぶ「問題」(7月10日掲載予定)
第5回 是正処置を選ぶ「解答」(8月1日掲載予定)

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少年野球とノック

守備練習ではキャチャーにいつも済まないと思ってます。
ノックで、キャッチャーフライを打ち上げることができないのです。
なので、手で真上に投げてます。
この垂直打ちができるようになると、私の株も上がるのですが......

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ISOにとって「学生」とは?

ISOにとって「学生」って何でしょう?

ISO 9001で話題になったのは、「学生は顧客か?」という問題でした。
授業が製品であるとするなら、その製品の提供先である学生が顧客である、そういう考え方が一般的で、実際、盛岡中央高等学校(私立)の場合、顧客は「生徒・保護者・卒業生」、鹿児島大学水産学部(国立)の場合、顧客は「学生」です。一方で、国公立の学校は、税金で施設や授業料をまかなっている部分が多いので、「顧客は国とか地方自治体であるべきではないか」という「べき論」もありますが、現実に顧客をそのように適用している学校を、私はまだ知りません。

ISO 14001で話題になったのは、「学生は構成員か?」という問題でした。
つまり、「学生を、EMSを運用している組織の構成員として認めることができるだろうか?」ということです。大学でISO 14001導入の検討が始まった頃、「学生というのは学校にとって顧客である。だから、構成員は教職員とすべきだ」という考え方が強かったと思います。ですが、武蔵工大や千葉大などによる、学生を構成員としてEMSを運用させる事例が出てきて、「学生が構成員というのもアリなんだ」と周囲の意識も変わってきました。

ISO 26000は、どうでしょう。
「大学にとって最も大切なステークホルダーは在学生である」(アイソス8月号掲載予定記事)と麗澤大学の高巌教授が述べています。これは「学生は顧客か?」「学生は構成員か?」と違って、反論が難しい言辞です。組織がステークホルダーと対話を続けながら、社会的責任を果たすべく活動を行い、持続可能な社会を目指す、これがISO 26000のモデルですが、麗澤大学では、その「ステークホルダー」の中心に「学生」を据えています。なので、「学生基点」の取り組みなのです。こうなると、学生がノッテきます。学生がノッテくると、教員もノッテくるのだそうです。

このような移り変わりをみると、やっぱり、議論して「べき論」を言い合うよりも、やったもん勝ちですね。実例が「べき論」を超えていく感じがします。
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今回は、アイソス7月号の連載記事「門岡 淳の『不適合を生かす!』 なぜなぜ分析を一緒にやってみよう 第4回「分析は足りて過ぎず」に掲載された問題を紹介します(この記事を掲載することになった経緯は本稿末をお読みください)。解答はアイソス8月号に掲載されますが、8月号発売日(7月10日)よりも少し早目に、その解答を本ブログで掲載しますのでお楽しみに。

下記の問題に対して、読者の方で「解答してもイイ」とお考えの方は、ぜひこのブログでコメントを入れてください。もちろん、解答以外に、ご質問やご意見のコメントでも結構です。この連載記事の執筆者である門岡淳さんから直に返答がもらえると思います。では、問題です。


【問題】
ウタカタ行政書士事務所は、顧客から役所への届出書類の作成を依頼されました。法令改正に伴い届出様式が変更されているにもかかわらず、旧様式で作成して顧客に提出してしまいました(不適合)。
次のなぜなぜ分析の原因のうち、具体的で有効な是正処置を講じることができるのはどれでしょう。

1 事務員Aは、届出様式の変更を知らなかった(1why)。
2 管理者Bは、事務員Aが届出様式の変更を知っていることを確認しなかった(2why)。
3 ウタカタ行政書士事務所は、情報共有の重要性に対する認識に欠けていた(3why)。



(掲載経緯説明)
アイソス4月号から「門岡 淳の『不適合を生かす!』 なぜなぜ分析を一緒にやってみよう」を連載しています。この連載は、門岡淳さん(いそいそフォーラムメンバー)が運営するサイトの「マネジメント道場」の掲示板とのコラボ企画だったのですが、このたびの東日本大震災で門岡さんが被災され、同掲示板に書き込める環境でなくなったことから、本ブログで一時的にその代行をさせていただくことになりました。

この連載では毎号、門岡さんから問題が提供され、翌月号にその解答が掲載されるという仕組みになっています。その中の問題と回答だけを、本ブログで紹介していきます。

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ご近所さん

当社事務所はペンシルビルの5階にあります。
この時期、まだ冷房は入りません。
窓を開け、扇風機を回していると、
ふと、妙に静かなのに気づきました。

そういえば、近所のガソリンスタンドの女性の声が聞こえてきません。
毎朝、「オーライ、オーライ、オーライ、オッケ〜イ!」とすばらしく大きな声で車を誘導していたのに。

派遣社員の女性に聞いてみました。
「聞こえなくなりましたね。転職しちゃったんですかね。ほんと、元気な声で。やっぱり、男の人だと、あそこまで声が通りませんよね」

あんないい声を出しながら仕事をしているなら、きっと楽しいに違いないと勝手に思っていたのです。
だから、ずっと仕事もお続けになるだろうと。

声しか知らない女性ですが、自分の日々の生活に気合いを入れてくれる大事な人でした。
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20110601nakayama.jpg麗澤大学(千葉県柏市、中山理学長)は、大学組織において教育研究・社会貢献の3領域で社会的責任を果たすべく、2010年9月にISO 26000(社会的責任)の活用を宣言した。規格発行の2カ月前に活用宣言をしているところに、大学側の気合いが感じられる。

あれから9カ月。取り組み体制もほぼ固まってかな?と思えるこの季節、アイソス8月号(7月10日発行)で、麗澤大学におけるISO 26000の取り組みについて特集を組むことになり、恩田昌彦編集長とともに、中山学長を訪れた。学長の話の中で特に印象に残ったことばを、下記に紹介する。


モラルを現代的な切り口で展開


麗澤大学の建学の精神は「知徳一体」。知識とモラルが車の両輪のように作用して、はじめて世の中の役に立つということです。知識があるだけで道徳心がないと、社会に対する害悪を及ぼします。例えば、オレオレ詐欺。これをやる人は知識はあると思うが、それを悪用し犯罪を犯す。これは極端な例ですが、重要なことは、知識をどのように社会に役立てるかということ。現代的に展開するなら、「持続可能な社会」のために、我々の知識をどう使うかということです。

一方、伝統的な考え方としてのモラルを一貫して持っていても、知識の展開については最先端のものを追究しなければなりません。いくら「モラル」といっても、時代の要請に合わないものは廃れていきますから、モラルを現代的な切り口でいかに展開するかが重要なのです。

社会のシステムを道徳化する

モラルはよく、個人の精神作用として捉えられます。これは非常に重要で、個人が道徳的に立派であることは、大事なことです。ですが、これだけでは足りません。もう1つ、いかに社会のシステムを道徳化していくか、これも重要なのです。この両方がないと、社会は良くならない。

社会をより良い方向へ展開するシステムとして、CSRがありますが、我々はこれを企業倫理研究センターというところで学問的に展開しており、一方で道徳科学教育センターというところでは、教育の中でいかにこれを展開するかを追究しています。

これまでのCSRはコンプライアンスが中心でした。ですが法令を守るというのは当たり前のことで、そこからさらに、もっと社会に良いことをしていこうというのが、最近の社会的責任です。また、これまでのCSRは企業中心でしたが、ISO 26000では、どのような組織も対象になっています。そこで、我々のような大学組織が社会のためにどんな良いことをやっているのかを、ISO 26000を使って検証してみようと考えたのです。それが、我々がISO 26000に取り組むことになった大きな要素です。

教育も国際基準に基づくべき

まだまだ「道徳教育なんて、大学でやるもんじゃない。小・中学校でやるもんだ」という考え方が一般的です。ですが、本当にそれが小・中学校でできているのでしょうか。みんな道徳教育から逃げているだけではないでしょうか。

アメリカは違います。麗澤大学はボストン大学と道徳教育に関して学術交流を結んでいますが、アメリカでは100を超える高等教育機関が倫理・道徳教育を実施しており、日米の差を感じています。「倫理・道徳教育が21世紀の知の構築の重要な一要素である」というのが、アメリカの高等教育のトレンドなのです。

このような点から言っても、これからの大学は、社会的責任や倫理・道徳教育においても、日本の中だけの基準ではなく、国際的に通用する基準に基づくべきです。その点、ISO 26000は国際規格ですから、世界に通用する基準で麗澤大学を見直してみようということなのです。
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少年野球とバット

誰かが新しいグローブを買って
練習に初めてもってきても
「使わせて、使わせて」って言う子は少ないけど

誰かが新しいバットを買って
練習に初めてもってきたときは
「使わせて、使わせて」とたくさんの子が集まります
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社交辞令

「いやあ、勉強になりました!」

相手先に関する、ある経験をして、そこから自分がどんな知見を得たのかを具体的に言えない場合(つまり、何の知見も得られなかった場合)に使う社交辞令のセリフ。

取材後の記者や審査後の審査員がこのセリフを言ったら、
「どこが?」って突っ込むように。
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公益財団法人日本適合性認定協会(JAB)が、7月末からISO 50001(エネルギーマネジメントシステム)認定プログラムに係る認定事業を開始する。

「認定プログラムに係る認定事業の開始」とは、ISO 50001の認定審査の受付が始まるということである。つまり、日本でISO 50001による認証制度が立ち上がるということだ。JAB認定のもとにISO 50001の審査を実施することを希望する認証機関は、JABに認定審査の申請をし、同審査を受けて、パスすれば、自機関が発行するISO 50001登録証にJABのロゴマークを貼付することができる。

ISO 50001の発行が6月15日の予定であることから、きわめてスピーディーな制度立ち上げと言えるだろう。

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5月10日の本ブログに掲載した門岡さんの出題の解答は下記のとおりです。

前回の問題の解答は、3「円空モータースは、オリジナル部品寸法を寸法上限とすることを明確には決めていなかった」です。
作成方法が明確でも、明確でなくても・・・・メカニックが間違った方法で発注図を作成し、社長に確認してもらわなければ・・・不適合は発生してしまいます。3は原因のように見えるかもしれませんが、不適合の直接の原因ではありません。3は、1や2の原因である場合もあるでしょうが、原因であるとは限りません。

(アイソス7月号掲載)
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経済産業省は5月13日に開催した電力需給緊急対策本部において「夏期の電力需給対策」をとりまとめた。その中で、「今夏以降の需給対策」の1つとして「今夏に策定される予定のエネルギー管理システム規格について、その認証取得を政府調達の際に考慮すること等を通じて、活用を促す」としている。

つまり、6月15日に発行が予定されているISO 50001(エネルギーマネジメントシステム規格)の認証取得の有無が、今後政府調達の評価項目に加えられる可能性があるということだ。
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