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2011年2月アーカイブ

不適合は仕事のやり方を改善する絶好の機会です。折れそうになる心を支えるためにそう思うことにしましょう。

アイソス4月号から始まる連載記事『門岡 淳の「不適合を生かす!」 なぜなぜ分析を一緒にやってみよう』の冒頭文です。なぜなぜで苦労されてきた方は、ここで著者に強烈な親近性を感じることでしょう。

記事半ばで、著者がいつも使っている「なぜなぜ分析表」が公開され、次のような解説が述べられます。

この表には是正処置欄もあります。本連載のなぜなぜ分析では、是正処置をどうしたらいいか?と考える必要はありません。是正処置は原因を取り除く処置なのですから、特定された原因を否定すれば、それが是正処置そのものです。


事実関係を特定し、その結果の原因は何かを繰り返しながら本当の原因に至り、それを否定して、是正処置とする。このような概念的ストーリーが提示されたあと、今度は具体的な事例の中で、なぜなぜ分析の作業が展開されます。

毎月、読者に問題が出ます。自分が考えた回答を著者のサイト「マネジメント道場」の掲示板に投稿すれば、それに対して著者から必ずコメントが返ってくるはずです。
連載は半年間です。6回読めば、あなたも私も、不適合を絶好の機会にすることができる! そう思うことにしましょう。
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ぬか喜びの恥ずかしさ

「中尾さん、あなたは10年先のことを考えてビジネスをやっておられます・・・」

つい先日、ある雑談の場で
環境分野で著名な女性にそう言われ
すっかりうれしくなって
「いやぁー、そりゃあー、買いかぶりですよぉー」
と言って照れるはずだったのに

すぐそのあと
「ですが、私は100年先のことを考えています」
という続きがあって
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アイソス4月号(3月10日)から、連載記事が例年のごとく大きく模様替えをします。今、ちょうどその記事をDTPで割り付けている最中なのですが、「こりゃ、すごいデータだな」と思って見ているのが、新連載の『新経審改正施行  ISO-MSの見直しを考える』(株式会社マネジメントシステム評価センター企画部長 三戸部徹さん執筆)です。

ここで「経営事項審査」(経審)の加点状況が説明されているのですが、私は加点といっても1つの認証でせいぜい5点から10点くらいのものだろうと思っていたのです。ところが、すごく高い市町村もあるのですね。

さいたま市が高いのは、以前アイソスでも取材しているので知っていました。ここは、ISO 9001認証で20点、ISO 14001認証で20点それぞれ加点されます。ところが、堺市はなんと1つの認証で50点も加点されるんですね。ですが、ISO 9001とISO 14001の両方の認証だと、なぜか100点にならず、70点なのです。

一方で、大阪市とか札幌市はISO 9001認証が0.5点。地域格差がありますね。
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Vantage Point 低価格攻勢

「当機関でも、認証登録をしたとたん、すぐにその登録組織の事務所に他機関の営業が来ている」

2月17日に開催された「JAB環境ISO大会」でのパネルディスカッションで、ある質問者が、JAB適合組織の情報が公開されているので、その情報をもとに低価格認証の売り込みが激しく、打撃を受けている現状を訴えたフロアからの発言に対する、JAQマネジメントシステム部門理事・穂高志郎氏の発言。
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テクノファの内部監査

先日、平林良人さん(研修機関・テクノファ代表取締役)の講演を聞いていると、テクノファ自らが実施している内部監査の話が出てきた。

「うちは、内部監査で指摘はしません。指摘をすると、相手がイヤがるからです。誰でも指摘はされたくない。人から、ここがおかしいでしょ? とか言われたくない。だから、監査員はもっぱら聞くことに徹しています。『あなたがきちんとやっておられることをデータで示すなり、実際にやってみるなりして証明してみてください』と監査員は言うだけ。すると、聞かれた相手は監査員に分かるように説明しなくてはいけない。これで、監査員も聞かれた相手も力量がつきます。このやり方、実際うちでやって、うまくいってますから、みなさんにもお勧めです」
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私はスーパーバイザー

ALT(外国人英語指導助手)派遣会社の審査を取材した時、審査員がALTの教育面・生活面の指導教官役である外国人スーパーバイザーに、「あなたはとてもエネルギッシュですね」と褒めたところ、彼は日本語でこう言った。

「私はスーパーバイザー。私がALTであったら、数カ所の学校で英語を教える。その数カ所の学校で一生懸命教える。しかし、スーパーバイザーであれば、今度はそのALTを教える立場。だから、自分が良い影響を与えることができる学校は、ALTの何十倍、何百倍。これはすごく楽しいことです。だから、研修のときは、私はものすごくエネルギーを使います。そのエネルギーが強くないと、ALTにエネルギーが伝わらない。ALTが教える子どもたちにもエネルギーが伝わらない」
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速報 JAB環境ISO大会(2010)

日本適合性認定協会(JAB)主催による「2010年度 JAB環境ISO大会」が2月17日、東京・有楽町朝日ホールで開催された。今回のテーマは「情報開示 - 環境ISOの信頼性向上のために -」である。以下、進行順にスピーカーと講演概要及びパネルディスカッションを紹介する。

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2011年2月9日にテレビ朝日で放送された報道型バラエティ番組「池上彰の学べるニュース3時間SP」の中で、池上氏が「ISO」について6分ほど解説をしておられましたが、その中で「ちょっと変だ」と思われる個所を指摘しておきたいと思います。


1. JISマークの誤り
movie6.jpg解説が始まって1分ほどしてから、JIS規格について触れていますが、画面で表示されたのは旧JISマーク(2008年9月30日に終了)でした。これについては、すでにテレビ朝日「そうだったのか! 池上彰の学べるニュース」公式サイトで、お詫び文が出ています。


2.規格番号及び規格名称の誤り

「9011⇒監査の指針」
movie1.jpgお しい! 正解は「19011」です。現在のISO 19011は2002年版で、「品質及び/又は環境マネジメントシステム監査のための指針」という名称ですが、現在改訂作業中で、年内には「マネジメント システム監査のための指針」という名称で2011年版が発行される予定です。


「14010⇒環境監査」
movie2.jpg14010 はすでに廃版になっています。14010の進化形が19011なんですが、すでに19011を間違って表記していましたから、これを間違えるのも無理ない かもしれません。監査規格については従来、品質がISO 10011-1、2、3の3つ、環境がISO 14010、14011、14012の3つがありましたが、両立性の観点から一本化され、現在ではISO 19011となっています。


「9004⇒パフォーマンス改善の指針」
movie3.jpgこれは旧版(2000年版)の名称です。現在のISO 9004:2009の名称は「組織の持続的成功のための運営管理 - 品質マネジメントアプローチ」です。


3.認証機関の数
movie4.jpg「認証機関というのが国内に50くらいあり」
何をもって50と言っているのかが、分かりにくいですね。品質も環境も両方審査している国内の認証機関は、JAB(日本適合性認定協会)が把握している数で言えば62あります。この中でJABの認定を受けている認証機関は46です。


4.認証機関の審査に関する表現
movie5.jpg
池上さんは次のように認証機関の審査を説明しています。

「認証機関が審査をする。『ISO 9001を取るためには、これだけの改良が必要ですよ』といろいろアドバイスをしてくれますから、それに合わせて、それをちゃんとやっていかないと、お墨付きをもらえない」

これは認証機関がコンサルティングをしているかのような誤解を受ける表現です。認証機関のアドバイス通りに対応すれば認証が取れると、視聴者は思うでしょ う。審査登録におけるコンサルティングは禁止されており、これについては認証機関に対する要求事項であるISO/IEC 17021に明記されています。

以上が、私の気づいたことです。この番組は毎週水曜日に放送され、多数の視聴者が見ているだけに、影響力が大きいと思います。ネットでの反響を見ると「ISOのことが良くわかった」といった評価が多数出てきます。それだけに、正確な報道をお願いしたいところです。


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Vantage Point 維持審査

「健康診断の時にはせめて綺麗なパンツで臨みましょう!!」

2月9日、あるメーリングリストで、迷える仔豚さんが「維持審査」について述べたコメントの結語。
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EMS低炭素社会実現フォーラム/カーボンマネジメントシステム研究会が作成作業を進めているカーボンマネジメントシステム(CMS)基準の要求事項案全文が、アイソス3月号(2月10日発行)に掲載されています。

正式には4月に第一版が公表される予定ですが、ドラフトの段階の要求事項全文が載っています。主たる要求事項である「共通要求事項」のほか、「エネルギーに関する要求事項」「GHGに関する要求事項」も含まれています。CMSに関心のある方は一度ぜひ読んでみてください。

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「実は以前からアイデアとして持っていて、ぜひ実現したい二者監査のロールプレイングゲーム(RPG)があるんです」 
先日、二者監査について、アムシックさんの事務所で議論していた時、日吉さんがおもしろいアイデアを披露してくれました。

ロールプレイングゲームというと、たいていは主人公の勇者が王様に呼ばれて、「どこそこに魔物がいて、暴れておるので、おまえが行って、退治してきてくれぬか」と頼まれるところから、物語がスタートします。最初は主人公も武器を持っておらず、仲間もいなし、魔物に関する情報も持っていません。旅をしながら、武器を調達し、仲間を見つけ、魔物に関する情報も村人などから聞き、途中で幾多の試練を乗り越えながら、最終的には魔物をやっつけて、ゲームが終了します。

私が考えている二者監査のRPGも同じように、王様から「どこそこで、顧客とサプライヤーとの間で問題が起きているようじゃ。そこでおまえが監査に行って、この問題を解決してくれぬか」と命じられ、主人公が監査への旅に出るというものです。最初は監査というものがまったく分かっていない状態でスタートします。旅をしながら、村人から「監査とはこういうものだよ」とか、「こういうことを聞くといいよ」とか、「監査の仲間はこんなところにいるぞ」とか、「あの会社の特徴はね」とか、いろんな情報を仕入れるわけです。

もちろん、良い場面ばかりが出てくるわけではありません。ある会社に監査に行くと、そこの担当者に嫌味を言われたり、指摘をしても相手が言うことを聞いてくれなかったりといった、数多くの試練が仕掛けられています。良い監査をすれば進めますが、悪い監査ばかりをしていると、点数がなくなってゲームオーバーになり、スタート地点に逆戻りになったりします。

良い情報を得て、良い監査メンバーを得て、良い監査をして、サプライヤーにとっても顧客にとっても良い結果が出るようになれば、修了です。

このRPGを使った二者監査員研修ができればいいなあと思っています。ちなみにこのゲームの名称は「ドラゴン・オーディット」です。どこかのゲーム屋さんと一緒に作れないかなあと思っています。
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財団法人日本適合性認定協会(JAB)は2月3日付のプレスリリースで、2010 年12月末時点での国内のISOマネジメントシステム認証組織件数を発表した。これは国内で活動するマネジメントシステム認証機関を対象にアンケート調査を行ったもので、 JABが4半期に1度実施しているものである。同調査には、JABから認定されていない認証機関も対象になっているので、JABがホームページなどで公表している適合組織件数 (JABから認定された認証機関により認証を受けた組織件数) とは件数に相違がある。JAB適合認定組織の件数が知りたいという方はこちらのJABのページをみるとよい。

2010 年12月末時点での国内の認証件数を規格別に集計すると次のようになる。表記は、規格名、認証件数、認証機関数、(2009年12月末時点での認証件数と前年比増減数)の順。MSはマネジメントシステムの略。

QMS: JIS Q 9001 (ISO 9001) 品質MS
50,442件、64機関、(51,584件、▼1,142)
EMS: JIS Q 14001 (ISO 14001) 環境MS
26,149件、62機関、(26,146件、△3)
ISMS: JIS Q 27001 (ISO/IEC 27001) 情報セキュリティMS
3,818件、33機関(前年同月のデータなし)
FSMS: ISO 22000 食品安全MS
503件、25機関(367件、△136)
AS-QMS: JIS Q 9100 航空宇宙品質MS
346件、8機関(288件、△58)
TL-QMS: TL 9000 電気通信品質MS
9件、1機関(8件、△1)
MD-QMS: JIS Q 13485 (ISO 13485) 医療機器品質MS
438件、11機関(443件、▼5)

これをみると、品質はこの1年で1,142件減少しており、環境は3件の微増でとどまっている。セクターで健闘しているのは、食品安全の前年比136件増と、航空宇宙の58件増である。

認証機関別の規格ごとの認証件数一覧表を下記に示す(画面をクリックして拡大して見てください)。順番は、QMSの認証件数の多い順である。表内で「非JAB」とあるのは、JABから認定を受けていない認証機関の意で、この表示がない機関はすべてJAB認定の認証機関である。PDFデータが欲しい方はこちらをクリック

jabh22-12WEB.jpg
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名古屋にある外国人英語指導講師派遣会社の審査を取材しました。審査に使用された仕様は、「非公式教育・訓練のための学習サービスの国際規格」であるISO 29990:2010です。この規格はISO 9001と基本構造は似ていますが、学習サービスに特化したセクター規格なので、審査で学習サービスプロセスを詳細にみていきます。

この会社の仕事は、国内外から外国語指導講師(ALT)を募集し、書類審査や面接を通じて適格者を選定しつつ、主要顧客である各地方自治体の小中学校のニーズとのマッチングを考えて、最終的にALTとして採用し、採用後は4日間の研修を受けさせてから、教育現場に派遣するというものです。派遣後のフォローアップ研修も行っています。この研修の教官役を果たすのはスーパーバイザーと呼ばれる人たちです。

20110201ALT.jpg審査中に、スーパーバイザーが研修内容について審査員に説明する中で、非常に印象に残った言葉があります。それは、"Don't explain. Demonstrate!"です。スーパーバイザーはALT研修生に対していつもそう言っているそうです。どういうことかというと、例えば英語がほとんど聞き取れない生徒の前で、自分の名前を言ってみてください、と英語で説明しても通じませんし、楽しくもありません。では、どうするか。それを研修場面を撮影したビデオを使って説明してくれました。(写真:研修内容を審査員に説明するスーパーバイザー)

これはほんの一例ですが、ビデオでは、ALT研修生は、"My name is Rose!"と大きな声で言いながら、手を大きく広げ、花が咲くようなしぐさを見せます。そのあと、手に持っていたぬいぐるみを、隣に立っている先生(ALTは指導助手なので、実際の授業では単独で教えるのではなく、担任の先生や英語の日本人の先生が一緒に付き添っています)に投げます。そのぬいぐるみをキャッチした先生は"My name is John!"と答えます。この動作で、ぬいぐるみを受け取ったら、自分の名前を言うのだということを生徒に教えるわけです。これだと、感覚的に「ああ、自分もぬいぐるみを受け取ったら、名前を言えばいいんだな」と分かりますし、このやり方は何やらゲームっぽくて楽しそうです。

「説明するな。やってみせろ!」

なるほど、と思いました。これは、小中学校の英語教育だけでなく、大人への教育・訓練でも言えるなあと思いました。楽をして、言葉による説明だけで済ませてはいけない場面って、多々ありますよね。

今年の4月から、小学校5・6年生で「英語」が必修化されます。これまでの2年間の試用期間を経て、本格導入が始まるわけです。当然、ネイティブの英語指導助手の需要は一気に高まるはずですから、まさに戦略的にみて、絶妙のタイミングでの認証トライだったと思います。
(詳細はアイソス4月号74-77ページ掲載)
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名古屋での迎撃に感謝

中産連の取材を終えて、名古屋駅近くの居酒屋で地元いそいそフォーラムのメンバーやたまたま名古屋付近に仕事に来られた方々と一緒に飲みました。

20110201VDA本.jpgTwitterで知り合った方と少年野球の試合が組めるかもしれないという本飲み会主催者、私はTwitterで出遅れたのでFacebookで勝負だという営業マン、「中産連って何ですか?」という地元企業の方、VDAの赤本(写真:Quality Management in the Automotive Industry  Process Audit Part 3:2010年7月発行の第二版。中産連で購入すると7,000円だった)を見せると「よっしゃ、うちも買おう」と言った方、惑星について解説してくれた天文学に詳しい元教頭先生、学習サービスの国際規格をPRしてくれた米国留学経験者の方、みなさんありがとうございました。(この会に参加したおかげで、翌日は学習サービスの国際規格の審査現場を取材することができました。ラッキー!)

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