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2010年9月アーカイブ

父の命日

毎年この日は
庭先の花にタテハチョウが舞い
父をしんみり思い出すものを

今日はといえば
朝から雨でチョウは飛んでないわ
娘は体育の授業で捻挫するわ
私はうしろから来た車にドアミラーをぶつけられるわ

信心深い妻にこの話を聞かせれば
きっとこう言うだろう
「ご先祖さんが怒ってはるんやわ」
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JAB新理事長お披露目

本日、日本適合性認定協会(JAB)主催による「日本適合性認定協会 公益財団法人 移行披露」が午後2時から4時まで東京都品川区の日精ビル3階ホールで開催され、関係者が多数来場した。このパーティーの主旨は、7月1日付でJABが新たに公益財団法人として発足したことを祝うものだが、同時に8月5日付でJAB新理事長に就任した久米均さんのお披露目も兼ねている。

100914kume.jpgのサムネール画像冒頭、久米新理事長が挨拶に立ち、自らISOのTC176国内対策委員会委員長として、規格と制度の構築・普及に携わってきた経験を元に、認証制度の意義と役割について述べた上で、「グローバルな認証制度は、今後ますます広がっていく。認証制度は、登録組織、認証機関、認定機関、これら3者すべてが有機的につながって初めて効果が出てくるものだ。関係者の皆さんには今後一層のご協力をお願いしたい」と語った。

100914kanai.jpg続いて、前理事長である金井務さんが挨拶。1999年4月に就任以来、今年8月始めまでJAB理事長をつとめた金井さんは、これまでの11年間余りに起こったさまざまな出来事について語った。

100914yamamoto.jpg来賓として、経済産業省産業技術環境局大臣官房審議官(基準認証担当) 山本達夫さんが挨拶。「今は制度の信頼性確保に向けた再構築の時期」とし、今後はさらにグローバルな、特にアジア地域での安全性と標準化に向けた制度的な取り組みが重要になってくることを強調した。

100914iguch.jpgこのあとJAB専務理事である井口新一さんが、今回の移行披露の経緯について説明した後、乾杯の発声を行い、懇談会に入った。この井口さん、専務理事3代目である。久米さんも、理事長3代目。久米さんは先日の取材の折、「理事長になったことを聞きつけた人はみんな、『おめでとうございます!』と言ってくれるが、それほどめでたいことではない」と言っておられた。確かに前途多難な時期での就任である。とはいえ、この3代目ペアは、何かやらかしてくれるのではないか、と個人的には期待している。

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見出しは本文の客引き役だ。
読者が本文を読み始める前に、
「これは、おもしろいぞぉ~!」と呼び込むのが仕事のはず。
なのに、「はじめに」はないだろう。

単行本の「はじめに」とは違うのである。
単行本なら、買った時点で、読者はあなたの原稿を読むのが目当てである。
しかし、雑誌は、あなた以外の多くの人の記事がたくさん盛り込まれている。
あなたは、まず自分の記事を読んでもらうため、
最大限の工夫を凝らすべきなのだ。
なのに、「はじめに」はないだろう。
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久米均さんを取材

100907Kume.jpg久米均さんが8月に日本適合性認定協会(JAB)の理事長に就任したので、その記念インタビューに本日お伺いした。はじめて久米さんにお会いしたのは、JABが設立された時だから1993年。この時のインタビュー記事は、久米さんの著書である「品質管理を考える 日本の品質管理とISO 9000」(日本規格協会、1999年)にも掲載されている。当時のインタビューで久米さんが残したキーワードを、今日は1つ1つ確認させてもらった。

「当時はコンフォーマンスとパフォーマンスという言葉でISO 9000を説明された。ISO 9000はコンフォーマンスの規格なんだ、パフォーマンスの規格ではないから、これをやったからといって品質が上がるとは限らないと。今は、どのようにお考えか?」
「当時はISO 9000は基本的に大企業向けの規格だと言われた。現在は中小企業でもたくさん取っているが、この点については今はどうお考えか?」
「当時はISO 9000は義務教育のレベルだと言われた。今でもそう思われるか?」

もちろん、昔はなかった、ここ数年の間に顕著になってきている問題についてもたずねた。「認証件数が減少している状況をどう見ているか?」「ISOマネジメントシステム規格が毎年のように開発されているが、こういったものすべてに認証制度として対応していく必要があるのか?」等。

最後に「まず着手したいことは何か?」と聞くと、久米さんは自分のやりたい企画を提案され、アイソスもぜひ協力して欲しいと言われた。非常におもしろい企画で、かつまだ誰もやっていない内容だった。
(詳細はアイソス11月号で)

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学校から呼び出されて

「親の顔がみたい」と言う親の顔は見たくない。
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100903SShall.jpg2010年9月3日、日本科学技術連盟主催による「第2回知識構造化シンポジウム」が200名の参加者を迎えて開催された。今回のテーマは「先行各社が明かすSSM実践の考え方とその成果」。SSMを活用したダイキン工業、日産自動車、三菱電機エンジニアリング3社の事例発表と、SSMの概要解説が主な内容である。(SSM:Stress-Strength Modelとは、トラブルの経験・ノウハウを広くトラブル未然防止に活用できるように知識を構造的に表現するモデルのこと)

100903SSMdaikin.jpg【基調講演:「SSMの推進によるものづくりの再構築」ダイキン工業常務執行役員・岡田慎也さん】
冒頭の基調講演は、ダイキン工業常務執行役員の岡田慎也さん(写真)による事例発表。岡田さんはルームエアコンの生産拠点である滋賀製作所の所長であり、設計分野に25年ほど携わってきたエンジニアである。2006年にSSMに関する田村泰彦さん構造化知識研究所社長であり、SSMの開発者)の講演を聴いて「キラリと光る魅力」を感じ、それ以来、滋賀製作所内のSSM推進の陣頭指揮をとってきた。同所におけるSSMは、最初は電子設計・構造設計分野で数名の設計者により取り組まれ、それがやがて製造に関わる全部門で活用されるに至る。その活動経緯の実態と成果についての岡田さんの発表は、SSMに関心を持っている人やSSM活動を実施中の人にとって、大きな励みと示唆を与えるものだった。セミナーの最後に行われた質疑応答においても、岡田さんのコメントは質問者に対する熱いエールが感じられる内容だった。

100903SSmatsusaka.jpg【特別解説:「SSM/構造化知識マネジメントの概要と最新動向」構造化知識研究所執行役員・松坂ユタカさん】
続いて、SSMの開発・導入支援・ツール提供を行っている構造化知識研究所の執行役員である松坂ユタカさん(写真)が、SSMの概要解説と導入・実施のコツについて解説。特に「まずどこからSSMを始めればいいのか」についての提案は、SSM導入を考えている企業には参考になったのではないだろうか。例えば、不適合事例が社内で活用されていない場合は、SSMで知識を再利用化し、水平展開する。あるいは、FTAやFMEAが形骸化している場合は、SSMの観点で見直し、社内で実際に有効活用できるものにする。さらに、不適合事例すら社内で整備できていない場合は、まず不適合事例の文書化やFTA作成から始め、その知識をSSMで構造化していく、など。

100903SSMnissan.jpg【事例講演:「SSMを活用した設計ノウハウの再構築と実務適用」日産自動車パワートレイン品質向上推進グループ・黒川隆之さん】
このあと事例発表が2件。最初の事例は日産自動車パワートレイン開発本部。発表者は、同本部のパワートレイン品質向上推進グループの黒川隆之さん(写真)。SSMを、ある機能に絞って適用し大きな成果を出している好事例。設計検討の頻度が多く、部品共通性が高い締結・シール機能をSSMの取り組み範囲とした。SSM知識の構築過程においては、部品固有の名称を書いていては、知識の一般化ができないので、共通名称に変更し、設計者によって異なる書き方も共通化し、設計ノウハウの一本化をはかった。また、知識の因果関係は複雑に絡み合っているので、SSMのチェックリストを作成する際には、階層表示し、真の原因から結果系の知識まで確認できるようにした。黒川さん曰く、「導入よりも定着に苦労した」。定着させるためにさまざまな運用ルールを設けている。例えば、「締結・シール機能の設計変更を行う場合は、SSMチェックリストを使用し、設計手配書に添付すること」などをルール化している。最後に成果については、締結・シール機能の事象発生件数は、SSM適用開始後はゼロ(担当者の単純ミスはSSMの適用外)だそうである。

100903SSMmitsubishi.jpg【事例講演:「知識の構造化によるナレッジ活用型設計環境の構築について」三菱電機エンジニアリング品質・業務改革グループ・五十嵐和之さん】
次の事例は三菱電機エンジニアリング。SSMの適用範囲は、同社静岡・和歌山両事業所の構造系設計・電子系設計。発表者は同社技術推進部品質・業務改革グループの五十嵐和之さん(写真)。この人のプレゼンのおもしろさは、企業のSSM推進者が実際に感じているSSMに対する疑問や不満を単刀直入に述べ、それについて自社ではどのように対応したかを発表している点だ。カスタマイズ化の好事例と言えるだろう。同社の事例紹介は月刊アイソスに掲載していないので、ここで長めに紹介させていただく。

・事例の背景が見えにくい
確かにSSMでは知識を一般化してしまうので、事例の背景が見えなくなってしまう。(解決策)一般化する前の情報もSSMに記載した。

・関連語の設定が分かりにくい
SSMでは用語を共通化していくので、どの語とどの語が関連しているのかが分からなくなってしまう。(解決策)関連語とその設定情報もSSMに記載した。

・既存のチェックリストから移行しやすくしたい
誰しも自部門の業務形態に則したチェックを行いたいものだ。なので、業務形態の違いをツール側で吸収したい。(解決策)「技術分野ごとの辞書」を縦軸、「業務単位のキーワード」を横軸にとるマトリクスを作成した。

・案件ごとのチェックリストを容易に作成したい
漏れのない(知識の気づきを誘導する)チェックリストを容易に作成したい。(解決策)辞書にチェックリストの雛形を登録した。

・SSMが読めなくてもチェックリストが分かるようにしたい
SSMに慣れていない人でもチェックリストが理解できるようにしたい。(解決策)SSM知識のページに「要約」(SSMにおける因果メカニズムの5要素を1つの分かりやすい文章にしたもの)を掲載した。

100903SSMtamura.jpg【質疑応答】
シンポジウムの最後は、30分間を使って質疑応答が行われた。コーディネーターは構造化知識研究所の田村さん(写真)、回答者はスピーカーをつとめた岡田さん、松坂さん、黒川さんが担当した。活発なやり取りの中で、特に心を揺さぶられたのが、ある質問に対する岡田さんの次のような回答だった。
「SSMについては、御社の中では、あなたが第一人者だと思うので、そこに自信を持っていただきたい。一番大事な資質は熱意です。これをモノにしてやろうという手応えを感じているなら、みんなの心を動かさないと、みんなのレベルを上げたいという気持ちがないとダメで、そこが一番の資質です。それと、いち早く仲間を作ることです。私もSSMをやるについては、いろいろなことを言われましたが、ここには何かいいことがあるという熱意さえあれば、しんどくなっても一緒にやる仲間がいますから。あなたは入社2年生でも社内では第一人者です。それでもダメな時は、当社(ダイキン工業・滋賀製作所のこと)にきていただいて、当社のSSM活動をみてほしい」▼
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Vantage Point マジ?

「審査員に指摘されるとウレシイですか? マジ?」

アイソス2010年10月号の特集記事に掲載される
審査員・立花祐一 (偽名)氏の執筆原稿に出てくる「魅惑のコメント」の中の1つ。
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