ISMSコンサルタントの釜井秀夫さんと30分ほど差しでお話をする機会を得ました。
「QMSと比較して、ISMSのおもしろさはどこにあるか?」と質問してみました。
同じプロセスを見る場合でも、ISMSは「情報」を見ているのです。作業と作業の継ぎ目にあたる箇所では、よく不具合が起きたりするのですが、ISMSは「情報」だけを追いかけていますから、シームレスに追いかけることができるのです。そのあたりがISMSのおもしろいところです。
釜井さんの言ったことを、私は正確に理解していないかもしれません。
ですが、「これはたまらなく、おもしろそうだ」と思いました。
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第2回カーボンフットプリント(CFP)普及連絡会が11月18日、東京・飯田橋で開催された。同連絡会では、まずCFP制度試行事業の進捗状況について、商品種別算定基準(PCR)への登録が67件になり、9月に認定された「うるち米」「菜種油」「衣料用粉末洗剤」(申請代表者:いずれもイオン)に加え、今回新たに「出版・商業用印刷物(中間財)」(同:日本印刷産業連合会)と「キャンデー」(同:カンロ)が認定され、合計5件のPCR認定が行われたことが報告された。
続いて、PCR認定事業者であるイオンと日本印刷産業連合会から、それぞれの取り組み事例が紹介された。また、みずほ情報総研から、12月10日から開催される「エコプロダクツ 2009」のカーボンフットプリントコーナーについての説明があった。
このあと意見交換に入り、「今の制度では、最終消費財(B to C)ではない中間財(B to B)にはCFPのマークが付かないが、中間財に取り組む側としては、マークを付けて欲しい」という要望が委員から2件寄せられた。また、現在の仕組みでは商品1個当たりのCO2排出量(例えばポテトチップスだと1袋当たりのCO2排出量)が表示されているが、「面積当たり、あるいは重量当たりの排出量を表示することも検討してほしい。消費者も比較検討する際には、例えば100g当たりにいくらCO2が排出されているかが分かるほうが、違う重さの商品を比較する場合でも分かりやすいではないか」という意見も出された。これらの意見について、CFP普及連絡会委員長である稲葉敦氏(工学院大学教授)は「現行の制度ではそういうことになっているが、皆さんからの要望を強ければ、今後検討していきたい」と回答した。
CFP普及連絡会の次回開催日は12月21日の予定。
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ISO 50001(エネルギーマネジメントシステム規格)を審議する国際会議であるISO/PC242が11月14日からロンドンで行われていますが、アメリカが猛烈なチャージをかけているので、今回DIS(Draft International Standard 国際規格案)に進む可能性が高いとの情報が入っています。
また経済産業省は日本適合性認定協会(JAB)に働きかけて、すぐに認定認証制度の検討に入るよう申し入れるそうです。
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20年前の2月。社命で東京勤務になりました。妻はまもなく3番目の子どもが生まれるので、先に私だけ川崎市の社宅に引っ越しました。引っ越した翌日は日曜日で、私は朝から荷物の整理を始めました。肉体労働だったので、すぐに体が温まり、やがて熱くなってきたので、窓を開けました。私の部屋は3階にあり、眺望はなかなかのものでした。その日は快晴で、空気は冷たく、澄んでいました。
作業の途中でふと窓から外を眺めた時、住宅群の屋根また屋根のずうーっと先にある薄い青緑色の山々の間から、頭の先だけちょこんと出した、白化粧の富士山が目に入りました。遠くのほうで物陰に隠れ、顔だけ出してこっちを見ている彼女を見つけたような気分でした。
おやまあ
なんて奥ゆかしい。
あなたはそんな所にいて
もしも私が見つけなかったら
どうする気だったのでしょう。
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アイソス12月号の特集は、米戸靖彦さん執筆によるISO 9004:2009の解説記事である。記事の中で、本論に入る前に米戸さんはこう述べている。
「本特集を始める前に一言。誰もだとは言わないが、一部の企業はISO 9001の認証の維持に終始するか、あるいは認証の返上も始まっている。ISO 9004を活用する機運が高まっているとはいえない。ISO 9001に基づく品質マネジメントシステムは顧客を満足させることで企業の価値を高めることができる潜在的な力を持っている。とはいえ、ISO 9001の認証の価値は最低限の要求内容を満たしているだけであり、その潜在的な価値を引き出すにはさらに何らかの経営努力が求められる。ISO 9001を超えるための行動には当然ながらやや複雑であり高度なマネジメントが伴う。ISO 9004はそれらのエッセンスをコンパクトにまとめている。さらに、ISO 9001品質マネジメントシステムを実施しているときに、時として生じる疑問に対してもISO 9004は答えを出している」
何らかの問題意識を持ってISOに取り組んでおられる読者諸兄にとって、米戸さんの記事は数多くの示唆を与えてくれるのではないか。
文体は作者自身の一部を表していると思う。米戸さんの文章の歯切れの良さと結論に至るまでのスピードの速さには、この人の「確信」が感じられる。米国やシンガポールにおけるエクソン化学での品質管理・TQM・MB賞などの指導で長年培った経験・知識が、今回の特集記事のバックボーンになっているのだろう。
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私の町には市民用に無料で開放されている卓球場があります。そこへ中学生の息子と一緒に行った時のことです。卓球場に入ると、卓球台の後に高校生らしき男の子たちが8人ぐらいベンチに腰掛けていました。彼らは卓球はせず、暇そうにデレッとすわったままおしゃべりをしています。ボールが卓球台の後ろに飛んだ時など、その子たちの足下に来るので、プレーの邪魔になっていましたが、仕方なく私たちは卓球を始めました。
その集団は、息子の背後にすわっていました。息子がラケットを空振りし、ボールがその集団のある子の足下に飛んだのです。するとその子は、ボールを掴んで、思いっきり遠くへ放り投げたのです。
息子があわてて、遠くのほうまで球を取りに走り始めた時、私は「どうしてそんなことをするんだ。きちんと手渡しなさい!」とその子を怒鳴りつけていました。と同時に、咄嗟に大声で怒鳴っている自分自身に驚きました。
怒鳴られた子は、明らかに敵意をむき出しにして、大きな目でこっちをにらんでいます。集団の真ん中にいるリーダーっぽい子がすぐにフォローに出ました。
「おい、おまえ。何かしたのか?」
「いや、ボールを返してあげただけだよ」
「なんだよ! なんにもしてないって、言ってるぞ!」
周囲の子どもたちも加勢に入ります。
「何勝手に切れて、怒鳴ってんだよ」
「ボール取ってもらったら、礼を言うのが筋だろうが」
騒ぎがどんどん大きくなります。
私は私で「ボールはきちんと相手に渡すのが礼儀だろうが」などと、ガラの悪い生活指導の先生のような口調でしゃべっています。自分は普段はおとなしいので、これも我ながら驚きでした。
しばらく、しょーむないやり取りが続きましたが、卓球は1時間の交替制になっていましたので、私は口論を打ち切って退去しました。
卓球場を去る私と息子の背後から、彼らの罵声が飛んできました。
「帰れ、帰れ、もう二度と来るな!」
「あー、これでせいせいするよ」
私は、事務所の受付で卓球終了のサインをしながら、「どうしてスズメバチの巣をつつくようなマネをしたんだろう」と考えていました。従来の私なら、あんなトラブルは避けて、さっさと卓球を途中で切り上げて帰ったはずです。しかも、あんな自分よりも力のありそうな高校生の連中を相手に怒鳴るなんて。
卓球場から自宅へ戻る車の中で、私は思い当たりました。「そうかあ、野球だな」と。私は、あの子がボールをあらぬ方向へ放り投げた瞬間、肉体闘争的にいかに不利かなど何も考えず、即座に注意していました。なぜでしょうか。少年野球でいつも子どもたちを相手に、何かまずいプレーをしたり、問題ある行為をした時は、即座に注意しているから(実際は怒鳴っているのですが)だと思います。子どもはあとで注意しても効果がありませんから、その場ですぐに注意します。それを毎週やって身に染みついているので、今回も条件反射的に出てしまったのでしょう。なんとまあ。
でも、この身に染みついた習慣は大切にしたいと思うのです。私が、いくら頭の中で、清いことを考え、教育指導やしつけに関する知識をたくさん知っていたとしても、日々何らかの行動を習慣化していないと、咄嗟の時には何にもできません。私の今回取った行動は、たぶん教育的には全然ダメでしょう。ですが、そのダメさ加減は、黙っているよりはマシだったと思います。それに、今回の出来事は私や息子にとってものすごく不愉快でした。たぶん相手の高校生にとっても。だとしても、この出来事は、起こらないよりは、起こったほうがよかったと考えているのです。
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あるISO推進者の会合で、QMSに関する議論が行われました。その会合では事前に会員からQMS活動に関する疑問点について意見を求め、その集計結果も発表されたのですが、その中で「プロセスアプローチ」について、次の3つの問題が挙げられました。
1. 組織でプロセスをどのようにセットアップすればいいのか? 迷っている。
2. 実業務組織と認証審査用に用意されたプロセスが一致していない(インプット・アウトプットなど不整合)。
3. 現状の組織運用で仕事が進められているので、プロセスという用語はマッチせず審査用と考えている。
私もその会合に参加していたのですが、この3つの問題点を見て、特に1番目が引っかかりました。組織は仕事をしているわけですから、当然すでにプロセスがセットアップされていて、動いていると思うのです。なので、「組織でプロセスをどのようにセットアップすればいいのか?」と悩むというのは、たぶん、なにか「ISO独自のプロセス」を想定しておられるのではないかと。
そういう「ISO独自のプロセス」を想定してしまうと、当然そのプロセスによる仕組みは、普段の実務のプロセスと乖離してしまうわけで、2番目の問題である「実業務組織と認証審査用に用意されたプロセスが一致していない」ことになるでしょう。
だったら「ISO独自のプロセス」は審査用のプロセスと考えればよいということになり、3番目の問題である「現状の組織運用で仕事が進められているので、プロセスという用語はマッチせず審査用と考えている」に行き着くのでは。
この会合である方が「うちでは『プロセス』という言葉は使わず、『工程』と言っている。ISO用語は一切使っていない」と発言されました。「単に表現を変えただけではないか」と思ってはいけないと思います。ISO事務局が社内の人間に「このプロセスをどうセットアップすればいいのか悩んでるんだが・・・」と言ったらみんな引いてしまうでしょうが、「この工程をどう段取りすればいいのか悩んでるんだ」と言えば、「そこはこうすればいいんじゃない?」と相手も何らかの反応を見せてくれる可能性があると思います。だって、相手に理解できる言葉で事務局の人がしゃべっているから。
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