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2009年10月アーカイブ

621-091030cfp-thumb-200x94.jpg10月30日、東京で「カーボンフットプリント普及連絡会」(稲葉敦委員長〈工学院大学教授〉)が開催された。この連絡会は、カーボンフットプリント(CFP)に関する各事業者・団体の取り組みの紹介やPCR(商品やサービスごとに設けたCFPの算定方法の基準)策定の課題などを意見交換する会合で、傍聴の形で一般公開されていおり、今回が第1回となる。メンバーはPCR登録をしている代表申請者で現在40名。事務局はCFP制度試行事業事務局(産業環境管理協会)で、オブザーバーとして経済産業省、農林水産省、国土交通省、環境省が参加。

今回の主要課題は「CFP制度試行事業の進捗状況」。出席したPCR登録事業者・団体の代表者からの発表で課題として浮かび上がったのは、次のような点だった。(PCR登録業者名、丸カッコ内は登録製品、カギカッコ内は発言内容)
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トンボがそう言ったのか?

「トンボって複眼だから、万華鏡みたいに同じ風景がいくつも見えてるんだって」
「おまえ、トンボがそう言ったのか? そんなこと、トンボに聞かんとわからんだろうが」

部活の帰り道、友人にそう反論されました。
テレビで見た映像をそのまま受け売りでしゃべった私も浅薄でしたが、人をバカにしたような友人の弁には腹が立ちました。ですが、反論できません。くやしいけど、それはそれで言えてましたから。

最近読んだ『進化しすぎた脳』(脳研究者・池谷裕二氏の著書)に、この会話と似たようなことが書かれてあったので、高校生だった、その日のことを思い出しました。

「魚眼レンズというのを知ってる? 魚の目を持っていたら世の中はどういうふうに見えるかな。考えたことある? でも考えても答えはわからない。〈魚眼レンズ〉というのはあくまで人間が名前をつけただけで、ほんとに魚眼レンズのように魚が見えてるかどうかなんて、そんなのだれにもわからない。つまり、その動物にとっての世界とは、動物に固有のもので、動物の目や体や脳によってつくられた〈世界〉が、その動物にとって世界そのものなんだよ」
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Vantage Point それは私です

「この図を最初に書いたのは、実は私なんです」

と、2人の人が別々に名乗り出てきました。月刊アイソス2000年11月号(No.36)の冒頭カラーページで「回文かるた」という連載が始まり、次のような記事を載せてしばらくしてからのことです。


619-genkei-thumb-250x234.jpg回文かるた 「あなた、使ったなあ!」

ISO 9000を楔(くさび)にたとえるアイデアは、なかなか独創的ではありませんか。このアイデアを思いついた人は、あえて「あなた、使ったなあ!」と主張せず、ISO業界でのオープンな使用を希望したのかもしれません。あるいは、いつの間にか無断使用され、そのうちに誰もがこのアイデアを著作権フリーだと思うようになったのかもしれません。(記事・絵ともに抜粋)

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飯塚悦功プロジェクト第12弾の映像を掲載します。
タイトルは「ISOとシステム解析工学」です。


YouTubeにはタイトルの長さ制限があるので短くしたのですが、ビデオで表示される正式なタイトルは「データマイニング手法 & ISOとシステム解析工学」になっています。

前半は「データマイニング手法」の紹介。クレジットカードの不正使用の1つとして「なりすまし」がありますが、その対抗策にシステム解析工学を活用した話です。不正使用される時のカードの使われ方のパターンを分析して、「なりすまし」を見抜くというもので、実際大きな成果を上げたそうです。

後半は、ISOマネジメントシステムとシステム解析工学の関係が語られ、特にTQMの標準化政策として生まれたJIS Q 9005/9006の開発経緯の話がおもしろいです。講演などでは聞けない、飯塚さんの気の荒い江戸っ子口調が聞けます。




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ジャーン! 
お酒初タイケーン!
友達にもらったんだ。
大丈夫。
アタシ、占いでお酒強いって出てるから
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為定明雄氏の特別講演 速報

613-tamesada2-thumb-200x142.jpg10月23日に開催された「日科技連 ISO推進者会議 50回記念大会」の特別講演「消費の変化と顧客づくり -景気回復のあとにくる試練-」(講師:為定明雄氏(日本経済新聞社東京本社編集局・産業地域研究所所長)の内容が非常におもしろかったので、以下、その詳細を報告する。

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本日午後、東京・日科技連ビルで「ISO推進者会議 50回記念大会」が開催され、100人が参加した。ISO推進者会議(略称:IPC)は、ISO 9001認証取得組織の推進者・管理責任者・審査員・コンサルタントが一堂に会し、QMS改善や品質向上などに取り組むための相互研鑽の場として2001年に発足。定例会が50回目を迎えたのを記念して、今回は非会員も参加できるオープンな大会となった。

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机上の空論

10月3日に東京・無風流道場で是正処置ワークショップが開催され、そこで小生が「机上の空論」というタイトルで10分程度発表した内容を下記に紹介します(表紙の絵は本日添付したものです)。人や組織がコミュニケーションする場合は他者が、商売という範疇で考えるなら顧客が、外的基準になるわけですが、そちらを見ずに、自分の考え方や自社利益のみで、つまり内的基準のみで考えるのはマズイのではないか、というオチです。

題材には、池谷裕二氏の著書『単純な脳、複雑な「私」』、小林秀雄氏の講演『人参』(『新潮CD 小林秀雄講演第一巻 文学の雑感
』に収容)、9月16日付の本ブログに対する、とある事務局担当者さんとGAIさんのコメントを使いました。

ただ、とある事務局担当者さんとGAIさんからは掲載合意を得ていないので、両氏に関連する部分のスライドは削除しました。

私のプレゼンを実際に聞くよりも、このパワーポイント画像を見るほうが、たぶんおもしろいと思います。また、このような「スライドのYouTube版」ともいうべき slideshare というサイトをまだご存じない方にはぜひ紹介したいと思って掲載しました。

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Vantage Point 失望と驚き

「かつてISOの専門誌が登録組織に対して審査登録機関を評価するアンケートを実施したことがありますが、その結果に失望と驚きを感じた方は私だけでなかったに違いありません。下位にランクされた審査登録機関の中に、玄人に評価の高い機関が複数あったからです」

QMS
審査員評価登録機関である日本規格協会マネジメントシステム審査員評価登録センター(JRCA)が発行する機関誌「JRCA NEWS」の2005年3月号(Vol.4)に掲載された東京大学大学院・飯塚悦功教授執筆による巻頭言「良い審査とは何か?」からの抜粋文。
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日本の標準化政策はすごいぞ

夕食後、浴室からシャンプーとリンスを持ち出し、テーブルの上に置いて、「さあ、目をつむったまま触るだけで、どっちがシャンプーかリンスか当ててみなさい」と子どもたちの前でクイズをやりました。10月16日の講演で得た知識を、早速子ども相手に使ってみたのです。

590-inoue3-thumb-250x183.jpg10月15日・16日に東京で日本規格協会主催の「標準化と品質管理全国大会2009」が開催されたのですが、私はその中の「我が国の工業標準化政策について」というテーマの講演を聞きに行きました。講師は経済産業省産業技術環境局基準認証政策課工業標準調査室長の井上悟志さん(写真)です。冒頭のシャンプーとリンスの話は、高齢者・障碍者配慮を促進する標準化の例として井上さんが挙げた「容器触覚記号」の事例です。シャンプーには容器の側面にギザギザが付いていて、リンスにはそれがありません。あるいは飲料用紙パックについても、牛乳パックには上部に切り欠きが付いていて、ジュースなどには付いていません。「そんなことも知らなかったのか」と言われそうですが、知らなかったので驚きました。帰宅後、本当かどうかを確認したあと、子どもの前でその知識をひけらかしたわけです。ちなみにこの「高齢者・障碍者配慮を促進する標準化」については、日中韓で連携してJISを基礎とした国際標準化を提案しようとしているそうです。なかなか野心的ですね。

本音を言うと、「標準化の講演なんてたぶん退屈だろうけど、一応職業柄、基本的なことは知っておかなくては」という気持ちで受講したのですが、聞いてみるとおもしろいのなんの(この場合のおもしろさというのは自分の知識の低さに比例しているのかもしれませんが)。例えば、次のような話に驚きました。
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587-sr-thumb-300x225.jpg10月16日、東京で第25回ISO/SR国内委員会が開催されたので傍聴に行った。同会はISOで現在DIS(国際規格原案)まで作業が進んでいるSR(Social Responsibility:社会的責任)の国際規格について審議を行う委員会で、今回の主要課題はCD(委員会原案)からDISへの変更点の報告と意見交換。この委員会後のスケジュールは、委員会、各ステークホルダー、委員会外(一般)からのコメントを回収し、それを元に11月末から幹事会でDISコメントの日本案を作成開始、2010年2月14日にISOへコメントを提出すると共に、DIS投票(DISに賛成するか否かを表明)を行う。5月17日から始まるコペンハーゲン総会では各国から寄せられたコメントが審議され、うまく事が運べばそのままFDIS(最終国際規格原案)に進むことになり、同年9月にはIS(国際規格)発行となる。国内委員会事務局によると、DIS作成に際して、日本側からのコメントの7割が採用され、質の高い日本のコメントが国際会議で注目されているとのことだ。
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トイレットペーパーの先が三角に折ってあるし
臭くなくて逆にいい香りがしてるし

浴槽の湯にゴミが全然浮いてないし
ブラシに髪の毛が
全然付いてないし
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585-terada11-thumb-250x222.jpgISO/TC207(環境マネジメント)とISO/PC242(エネルギーマネジメント)の両方の委員を務める寺田博さん(IMSコンサルティング取締役)にお会いしました。寺田さんによると、現在ISOのJTCG(Joint Technical Coordination Group/合同技術調整グループ)というところで、あらゆるマネジメントシステム規格に共通して使用すべき基本構成要素や用語について審議が行われており、規格の構成要素については基本合意がとれているそうです。このグループには、ISO 9000を審議しているTC176や、ISO 14000を審議しているTC207をはじめ、食品や情報セキュリティなど、ISOマネジメントシステム規格を審議しているさまざまな技術委員会のメンバーが参加しています。

合意がとれている構成要素は、マネジメントシステム規格は次のような6つの章立てで作成しようというものです。

・組織の状況 (適用範囲など)
・リーダーシップ及び計画 (方針、責任と権限、目的、計画など)
・支援要素 (経営資源、力量・訓練、コミュニケーション、文書管理など)
・運用 (運用管理、不適合管理など)
・パフォーマンス評価 (監視・測定・分析、マネジメントレビューなど)
・改善 (是正処置、予防処置、継続的改善など)

寺田さんはこの6つの要素を非常に重要視しています。というのも、「ISO 9001やISO 14001の次期改訂版には、おそらくJTCGの基本構成要素が採用されるだろう。それであるなら、現在作成中のISO 50001(エネルギーマネジメントシステム規格)は、今からJTCGの基本構成要素を取り入れたほうがいい。取り入れた上で、良い規格に仕上がったとすれば、ISO 50001は、今後のISOマネジメントシステム規格づくりの見本になる」(寺田)からです。
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小学生の頃の疑問

頭の禿げたおじさんが清々しい表情で床屋から出てくる姿を見た時。
「あの人、何をしてもらったんだろう?」

担任の先生の恋人が同じ学校の先生だったことを、担任の先生の「結婚による転勤」で初めて知った時。
「昼間は先生は俺たちとずっと一緒だったし、夜は先生だって家に帰っているはずだし、学校で二人が仲よくしているのを一度も見たことないし・・・」

「私が木曜日と金曜日に習うお稽古は何でしょうか?」
「木琴!」
そんなベタなクイズが子ども同士ではやっていた頃、小学4年生になると学校側から強制的に木琴を買わされ、音楽の時間に練習させられたが、授業でチョコット叩くだけなので、新品同様のまま卒業してしまうことに6年生の三学期に気づいた時。
「中学になったら、みんな、あの木琴、どうするんだろ?」
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犬の気持ちは量りがたし

朝夕の散歩にて
一心不乱に地面嗅ぐ
土草石ゴミアスファルト
その倦むことなき全品検査

強引にリード引きしも
腰落とし動かざるべし
その執着深きマーキング
決して譲らぬポイントありき

ボールに盛りしドライフード
いつも変わらぬ給餌なれど
片時も目を逸らすまいとの気迫あり
窮乏を経験せし記憶なかりしも

お前の一所懸命
何故なりや
犬の気持ちは量りがたし
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月刊アイソス11月号を全部読んだ上で、印象に残った3本を紹介したい。

まず、連載「ISO-MS認定・認証を"抉る!"」(63-69p)。今回は審査員評価登録機関(日本ではJRCACEARのこと)に関する制度を徹底的に叩いている。筆者は「ISO解体屋」。実にいかがわしいネーミングだけど、JABの評議員を務めたこともあるISO分野の重鎮。実名にして欲しかったなあ。審査員を評価する仕組みが日本に発足してから現在に至るまでの歴史を精緻にトレースしながら、「ISO 19011を根拠とする審査員の評価登録制度は全く説明責任を欠いており、もし、それでも評価登録活動をするというのであれば、全く私的な制度ということになる」と斬り、「それにもかかわらず、日本でISO/IEC 17024を根拠として評価登録制度を行い、認定機関がこれを認定するというのは理解に苦しむ」と矛先は評価登録機関だけでなく、それを認定している認定機関まで及ぶ。実に正論だと思う。受審組織にとってはあまり関心がない分野かもしれないが、審査員であるなら一応押さえておくべき「審査員制度史」である。脚注がやたら出てくる「紀要」的文章だが、丁寧に読んでいけば、最後は「オオッ!」となる。
*ISO 19011=品質及び/又は環境マネジメントシステム監査のための指針
*ISO/IEC 17024=要員認証機関の認定に関する要求事項

続いて、連載「ISOマネジメントシステムとサイバネティックス -システムの科学的原理-」(70-71p)。筆者は楢崎建志さん。日本におけるEMS審査のパイオニアである。ISOマネジメントシステムで言うところの方針・目的・目標とサイバネティックスとの共通性が述べられているが、なんといっても目的と目標の関係性を、渡り鳥の生体システムから説明している文章が秀逸。引用すると「生物に備わったシステムでは、目的も目標もあらかじめ決められている。シベリアを飛び立った渡り鳥は、どこに行こうかと決めて出発するわけではなく生体システムにあらかじめ組み込まれ、目的は『シベリアより暖かい場所で冬を過ごし、生命維持を図ること』であり目標は『決まった越冬地(新潟)に行くこと
であって鳥の種類などによってあらかじめ決められているが、人間が作る機械やシステムは目的に応じて目標を決めなければならない」。

最後は、連載「帰ってきた 審査最前線からの泥臭いレポート 姉妹編 監査のヒント」(86-87p)。筆者は伊藤裕介さん。昨年、70歳をもって審査員から勇退された、古き良きロイドのQMS審査員である。このベテランが、審査中にパニックにならない方法を説く。その方法は、「自分は今、漂う落下傘兵なのだ」という呪文を唱えることだそうだ。「空中を漂っている落下傘兵は、地上からの攻撃に対しては無力であり、着地してこそ力を発揮するもの・・・(中略)・・・さて、自分が『漂う落下傘兵』の状態にあることを認識しますと、次に着地することが必要となり、どこに着地するのかを考えざるを得ません。監査のアプローチが見えてきます。・・・(中略)・・・ですから、先ず、品質目標に着地しましょう」と解説は続く。
私は、スティーヴン・スピルバーグとトム・ハンクス共同製作のテレビドラマ「バンド・オブ・ブラザース」に出てくる落下傘部隊の降下シーンを思い浮かべながら、この文章を読んだ。
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